ロックンロールによって救われ、形作られた人生が明かされるのと共に描かれるのは、成功とスターダムを猛スピードで駆け抜けた人物の姿であり、
武器はストリートの知性と簡素なマンチェスターのウィットだけだった……。
ジョイ・ディヴィジョンとニュー・オーダーのファン、必読。
──アーヴィン・ウェルシュ, 『エスクァイア』誌より
ジョイ・ディヴィジョン創設メンバーのでありそのギタリスト、ニュー・オーダーのリード・シンガーであるバーナード・サムナー。
彼の寡黙さは何年にも渡って知られてきた……。彼は1970年代以降のマンチェスターの音楽シーンに不可欠な部分を担い、
これまでにもっとも影響力を持ったバンドを生んだ決定的瞬間に立ち会っている。
いま、初めて明かされるジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダーの物語、マンチェスター、パンク、NYクラブ体験、“ブルー・マンデー"制作秘話、アシッド・ハウスとイビサ、
バンドの分裂……そしてイアン・カーティスへの思い……
バーナード・サムナーの自伝、ついに刊行!
もし今ストーリーを語らねば、もう語ることはないと思える地点に私も差し掛かった。
この後に続くページの中には、自分でも語るのがつらいこと、これまで公に言ったことがないこともあるが、
それは私という人間、私が関わってきたバンド、その創造に関わってきた音楽を十分に理解するのにはとても重要だ。
バンドや音楽以外のことについ て沈黙してきたことで、神話が作られ、真実ではないことが事実とされてきた。
だがこれを書くことで、いくつかの誤解を解き、できるだけ多くの神話を葬りたいと思っている。
何より、真実のほうがストーリーとしてずっと、ずっと面白いのだから。
──バーナード・サムナー/本書「序文」より 384ページ、上製本
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