犬の帝国―幕末ニッポンから現代まで
- 著者:アーロン・スキャブランド
- 翻訳:本橋 哲也
- 出版社:岩波書店
- 装丁:単行本(290ページ)
- 発売日:2009-10-29
- ISBN-10:4000221744
- ISBN-13:978-4000221740
- 内容紹介:
- 現代日本人にとって、今や欠かせない伴侶となった犬。しかしほんの一五〇年ほど前、「野蛮な」日本犬と「文化的な」洋犬は、日本と西欧の文化的軋轢の象徴でもあり、「文明開化」の掛け声とと… もっと読む現代日本人にとって、今や欠かせない伴侶となった犬。
しかしほんの一五〇年ほど前、「野蛮な」日本犬と「文化的な」洋犬は、日本と西欧の文化的軋轢の象徴でもあり、「文明開化」の掛け声とともに在来の犬は受難の時代をくぐってきた。
ところが昭和に入ると一転して「日本の犬」こそが帝国のシンボルにふさわしいと「忠犬」ハチ公がもてはやされ、挙国一致の戦争に多数の軍犬たちが動員され、死んでいった。
そして、現代。ペット大国日本の犬たちは、主人たちとともに大量消費の時代を迎え、生活習慣病に悩むものまで現れている。
犬という鏡に映し出された近現代日本の姿を、気鋭の米国人歴史家が鮮やかに切り取る。
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