沼野 充義「2024年 この3冊」毎日新聞|小林エリカ著『女の子たち風船爆弾をつくる』(文藝春秋)、奈倉有里著『ロシア文学の教室』(文藝春秋)、アイザック・B・シンガー著『モスカット一族』(未知谷)
沼野 充義
近代化と戦争に揺れるユダヤ人社会
実利に聡く独善的で気難しい絶対的な長がいた栄華から三世代を経て、伝統的家族社会は内部から崩壊していく。その間、ポーランド独立回復を目指す数度の蜂起 ロシア革命、第一次世界大戦 独立回復、ポーランド・ソヴィエト戦争、ナチスのポーランド侵攻、第二次世界大戦…
100人以上の登場人物が蠢く、 900頁に迫る大長篇
作品の最高潮は最後のセンテンスに…!
お見事! とうなずくしかない ノーベル文学賞作家の筆力
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