
1946年生まれ。埼玉県浦和市(現・さいたま市)出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社勤務などを経て文筆業に。1985年より「サンデー毎日」誌上で連載コラムの執筆を開始、現在まで続く。著書に『小津ごのみ』『アメーバのように。私の本棚』『今夜も落語で眠りたい』『この世は落語』『歌舞伎のぐるりノート』『晴れた日に永遠が…』など多数ある。
- 著作:
中野 翠の書評/解説/選評
- 『ウスバカ談義―ユーモア・エッセイ』(旺文社)中野 翠
映画マニアの友人にすすめられて、『簪(かんざし)』というビデオを見た。戦争直前の昭和十六年、清水宏監督作品である。いやー、よかった。面白か…
書評 - 『新版-犬が星見た-ロシア旅行』(中央公論新社)中野 翠
動物的ばあさんになる私の読書歴を振り返って点検してみると、女性ライターのものはほとんど読んでいないことに気づく。九割がた男性ライターの書い…
書評 - 『言わなければよかったのに日記』(中央公論新社)中野 翠
住専をめぐる日本の経済エリートたちの無能と無責任ぶりに対しては私も大いに怒っているが、しかし、批判派の、「庶民」という言葉を連発して恥じな…
書評 - 『警視庁草紙〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈1〉』(筑摩書房)中野 翠
私はつくづく男が好きなのだと思う。風太郎小説をなぜ読むのかといったら、それは何よりもまず〈凄い男〉がおおぜい出てくるからだと思うもの。男の…
内容紹介 - 『黒髪―他二篇』(岩波書店)中野 翠
じかに自分を語るというのが苦手である。直接的に自分のことを文章に書くのは何だかすごく恥ずかしい(とくに①自分の恋愛ネタ②自分の病気ネタ③自分の…
書評 - 『青草』(筑摩書房)中野 翠
十一谷 義三郎『青草』(『現代日本文学全集〈第79〉十一谷義三郎,田畑修一郎,北条民雄,中島敦集』収録 )十一谷義三郎、じゅういちやぎさぶろうと…
書評
中野 翠の読書日記/コラム/対談・鼎談