『「死」を前に書く、ということ 「生」の日ばかり』(講談社)
若松 英輔
護符の文学二〇一三年十月二日に秋山駿は逝った。 さまざまな書き手を通じて文芸各誌は、 現代日本文学の一翼をになったこの人物に追悼の言葉を送っ…
書評
2007 年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて三田文学新人賞。
2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』にて西脇順三郎学術賞。
2018年『詩集 見えない涙』にて第33回詩歌文学館賞を受賞。
著書に『井筒俊彦 叡知の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『イエス伝』(中央公論新社)、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)『魂にふれる 大震災と、生きている死者』(トランスビュー)、『涙のしずくに洗われて咲きいづるもの』(河出書房新社)、『生きる哲学』(文春新書)、『霊性の哲学』(角川選書)、『悲しみの秘義』(ナナロク社)、『内村鑑三 悲しみの使徒』(岩波新書)『生きていくうえで、かけがえのないこと』『言葉の贈り物』『言葉の羅針盤』『詩集 見えない涙』『詩集 幸福論』『常世の花 石牟礼道子』(亜紀書房)など多数。
護符の文学二〇一三年十月二日に秋山駿は逝った。 さまざまな書き手を通じて文芸各誌は、 現代日本文学の一翼をになったこの人物に追悼の言葉を送っ…
尽きることない情愛都(みやこ)と陵(りょう)は年子の姉弟(きょうだい)で、姉は五十五歳になる。母親が逝ってから十年がたち、四十歳に近くなっ…
古典や童話から近作にも言及宗教の本質は、必ずしも宗教書に記されているとは限らない。それはしばしば文学のなかにある。さらにいえば宗教には、文…
「生きがい」と出会うために『生きがいについて』を真剣に読み直す契機になったのは、二〇一一年に起こった東日本大震災でした。この出来事で多くの…
言葉と日常に幸福の鉱脈見る真の知性は心によって育まれた言葉にこそ宿る。そのとき言葉は鍵となり、固く閉ざされていた心の扉を開け放つ。本書を手…