作家。1967年神奈川生まれ 1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。2005年「対岸の彼女」で直木賞。近著に「あなたは私の記憶のなかに」(小学館)など。〈プロフィール写真撮影:三原久明〉もっと読む
角田 光代の書評/解説/選評一覧
- 『神秘大通り』(新潮社)角田 光代
非力な人間の側に立つ小説メキシコのオアハカで、ゴミ捨て場の集落で育ち、捨てられた本から独学で語学をマスターする少年。人の心を読め、兄だけが…
書評 - 『編集ども集まれ!』(双葉社)角田 光代
ささやかな人のありよう青年漫画誌や実用・娯楽書をおもに扱う、J保町にある出版社、青雲社に小笹(こざさ)一夫が入社したのは一九八五年。大学卒…
書評 - 『最初の悪い男』(新潮社)角田 光代
役割こそが恋であり愛であり人生語り手のシェリルは妄想癖のある四十三歳の女性。元は女性向けの護身術教室、現在はフィットネスDVDの販売をするNPO…
書評 - 『タミーを救え! -川の光2』(中央公論新社)角田 光代
動物視線で見分けるうつくしいものこの物語は、チッチとタータというクマネズミの冒険を描いた『川の光』の続編である。とはいえ、前作を読んでいな…
書評 - 『できそこないの世界でおれたちは』(双葉社)角田 光代
「勝ち負け」の代わりの価値観を得る語り手である四十代半ばのシロウは、十数年前親しかった女友だちと再会し、それをきっかけにして、当時つるんで…
書評