![陣野 俊史](/api/image/square/360/images/upload/2018/03/3e713d0c49b648825f935bbcd8e13dde.jpg)
1961年長崎生まれ。文芸評論家、フランス文学者。ロック、ラップなどの音楽・文化論、現代日本文学をめぐる批評活動を行う。最新作に『戦争へ、文学へ 「その後」の戦争小説論』(集英社)。その他の著書に『フランス暴動 - 移民法とラップ・フランセ』『じゃがたら』(共に河出書房新社)、『フットボール・エクスプロージョン』(白水社)、『フットボール都市論』(青土社)など。
- 著作:
陣野 俊史の書評/解説/選評
- 『百万遍 青の時代〈上〉』(新潮社)陣野 俊史
転がり続ける凄絶な自伝自伝である。時は一九七〇年。三島由紀夫が割腹自殺を遂げた日、主人公の惟朔は高校を退学する。強引だったが可愛がってくれ…
書評 - 『記憶の海辺 ― 一つの同時代史 ―』(青土社)陣野 俊史
生きてきた軌跡を辿るドイツ文学者でエッセイストの池内紀の最新エッセイ集。ドイツ文学者というよりも随想をまとめた色合いが強い。副題の「一つの…
書評 - 『神様の住所』(朝日出版社)陣野 俊史
短歌→散文→短歌の魅力九螺(くら)ささら、という歌人の名前を、いろんなメディアで眼にするようになったのはいつ頃のことだろう。気になる短歌を作…
書評 - 『グールド魚類画帖[新装版]:十二の魚をめぐる小説』(白水社)陣野 俊史
魚が語る複雑な歴史小説作家は、ある日偶然、魚の水彩画に出会う。描いたのは、ウィリアム・ビューロウ・グールド。描かれたのはもう二百年近くも前…
書評 - 『パリ南西東北』(月曜社)陣野 俊史
郊外像の源流知る手がかりにブレーズ・サンドラールという詩人がいた。生まれた国スイスを飛び出し、欧米を渡り歩いたが、サンドラールが居を構えた…
書評 - 『空港時光』(河出書房新社)陣野 俊史
母語と国語の間で悩む人々十の物語が詰まっている。ごく短い小説には、それぞれの主人公がいて、みな一様に空港で過ごし、そこから記憶が立ちあがる…
書評