
1961年長崎生まれ。文芸評論家、フランス文学者。ロック、ラップなどの音楽・文化論、現代日本文学をめぐる批評活動を行う。最新作に『戦争へ、文学へ 「その後」の戦争小説論』(集英社)。その他の著書に『フランス暴動 - 移民法とラップ・フランセ』『じゃがたら』(共に河出書房新社)、『フットボール・エクスプロージョン』(白水社)、『フットボール都市論』(青土社)など。
- 著作:
陣野 俊史の書評/解説/選評
『地鳴き、小鳥みたいな』(講談社)
陣野 俊史小さな記憶縫い合わせる著者、久しぶりの短篇(ぺん)集。4篇を収める。保坂和志さんの小説は、長篇『未明の闘争』以後、さらに先鋭化しているよう…
書評
『田中陽造著作集 人外魔境篇』(文遊社)
陣野 俊史脚本家の飾りないエッセイ著者は、鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」や相米慎二監督の「セーラー服と機関銃」の脚本を担当し、1970年代には日…
書評
『鳥打ちも夜更けには』(河出書房新社)
陣野 俊史奇想天外、政治的な寓話舞台は「架空の港町」と呼ばれる、とある島。そこでは、町長の意向を受け、主要産業を漁業から観光に変えて、花畑で育つアゲ…
書評
『夜を聴く者』(河出書房新社)
陣野 俊史新たなキャラクター小説開拓2篇を収める。 表題作には、主として3人の登場人物しか出てこない。ミハイは鍼灸(しんきゅう)師。彼の中学からの友人…
書評
『我々の恋愛』(講談社)
陣野 俊史回りくどく不器用な男女いとうせいこう、渾身の長篇は、世界中の「恋愛学者」が山梨に集まって開いた「二十世紀の恋愛を振り返る十五ヵ国会議」が舞…
書評
『夢の歌から』(インスクリプト)
陣野 俊史ずっと読み続けたい言葉このエッセイ集の凄さは次の一言に集約されている。悲しみを呑みこんでがれきのなかを歩きまわり、運良く自分に必要なもの…
書評




















