1961年長崎生まれ。文芸評論家、フランス文学者。ロック、ラップなどの音楽・文化論、現代日本文学をめぐる批評活動を行う。最新作に『戦争へ、文学へ 「その後」の戦争小説論』(集英社)。その他の著書に『フランス暴動 - 移民法とラップ・フランセ』『じゃがたら』(共に河出書房新社)、『フットボール・エクスプロージョン』(白水社)、『フットボール都市論』(青土社)など。
- 著作:
陣野 俊史の書評/解説/選評
- 『日の出』(集英社)陣野 俊史
近代史に輝く家族の物語主人公の一人、馬橋清作(うまはしせいさく)は1894年生まれ。父親を日露戦争で亡くしたことで戦争を憎むようになり、徴兵忌…
書評 - 『天空の詩人 李白』(講談社)陣野 俊史
漢詩の形をした日記収録陳舜臣が亡くなったのは、2年前。晩年の仕事にこの本に収録されている「天空の詩人 李白」という連載があった。雑誌連載はし…
書評 - 『地球にちりばめられて』(講談社)陣野 俊史
移民時代の感覚を実践登場人物の一人、Hirukoは、留学中に自分の故国である島国が消滅、意図せずして移民になってしまう。ノルウェーのトロンハイム…
書評 - 『星野智幸コレクションI スクエア』(人文書院)陣野 俊史
ズバリ「新しい政治小説」星野智幸の作品をテーマ別に編集したアンソロジーが出た。全4巻。その最初の巻がこれだ。『在日ヲロシヤ人の悲劇』や『フ…
書評 - 『〆切本2』(左右社)陣野 俊史
まだ続く、達人たちの言い訳作家たちが迫りくる〆切を前にして(あるいは過ぎて)苦しみ抜いた果てに放った言葉を集めた『〆切本』。大きな話題を呼…
書評 - 『謀叛の児: 宮崎滔天の「世界革命」』(河出書房新社)陣野 俊史
「革命」夢見た行動の人宮崎滔天(とうてん)は1870年に現在の熊本県荒尾市に生まれている。裕福な家で自由な気風に触れて育つ。長じて、自由民権運…
書評