映画五十年史
- 著者:筈見 恒夫
- 出版社:創元社
- 装丁:-(428ページ)
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野に咲くすみれ
うなだれて草かげに
やさしきすみれ
うら若き羊飼いの女
心も空に足かろく
歌を歌いつ
野を来れば(「すみれ」)
どこに行っても、彼女を忘れることができない
だが、わたしは落ちついて食事をし
わたしの精神はほがらかに自由だ(「離れている幸福」)
目の前にいれば、意識しない
別れてみて、驚いて自覚する
離れれば、うしろ髪をひかれる
いなくなって始めて貴さがわかる
わたしたちが愛しあっていることを人がとがめても
わたしたちは暗い気持になってはならない
とがめだてに力はない
ほかのことなら知らぬこと
否認やこごとは
愛を非難すべきものにはしない