
作家・編集者。 1954年東京都文京区生まれ。早稲田大学政経学部卒業。東京大学新聞研究所修了。
1984年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊、2009年の終刊まで編集人を務める。専門は地域史、近代女性史、まちづくり、アーカイブ。
98年に『鴎外の坂』で芸術選奨文部大臣新人賞、03年に『「即興詩人」のイタリア』でJTB紀行文学大賞、14年に「青鞜の冒険」で紫式部文学賞を受賞。そのほかサントリー地域文化賞、建築学会賞(文化賞)他。
著書に『「谷根千」の冒険』『女三人のシベリア鉄道』『海に沿うて歩く』『おたがいさま』『暗い時代の人々』『子規の音』など多数。
- 著作:
森 まゆみの書評/解説/選評
『幕末あどれさん』(幻冬舎)
森 まゆみ「青年」の心の揺れ、今に通じる人生劇芝居というのはふしぎなもので、まっとうな人物ほどつまらない男に見え、どうしようもない悪党が、人間らしく…
書評
『失聴―豊かな世界の発見』(晶文社)
森 まゆみ聞くから「聴ける」へ「静寂」が与えた体験私の祖父は日中戦争に行き、大砲の音がもとで還暦をすぎてから聴力を失った。晩年の祖父を介護した私には…
書評
『阿部定正伝』(情報センター出版局)
森 まゆみ徹底的取材の裏打ち、誇り高い女性を発見時おり、阿部定がリバイバルする。 昭和十一年五月十八日、尾久の真佐喜旅館で愛人石田吉蔵の首を絞め、そ…
書評
『東京観音』(筑摩書房)
森 まゆみ人くさい仏の手引き、最強の二人の道行き同行二人。 まずは天才写真師こと荒木経惟がこの世に生まれ出た荒川区南千住は浄閑寺。新吉原総霊塔。 俗…
書評
『増補 女が学者になるとき: インドネシア研究奮闘記』(岩波書店)
森 まゆみ生への情熱淡々と 率直誠実な半生記一九四六年生まれ、東京大学卒業、コーネル大学でドクター取得、現在慶応大学教授である女性の半生記というと、…
書評
『私は不死鳥を見た』(みすず書房)
森 まゆみ家も学校もとびきり、比類なき人物の青春不必要な言葉、いらない章は一つもない。 メイ・サートンは三年前に亡くなったが、いつも本が訳されるのを…
書評
森 まゆみの読書日記/コラム/対談・鼎談

山本 ふみこ『元気がでる美味しいごはん』(晶文社)、村松 マリ・エマニュエル『さくらんぼのしっぽ』(柏書房)
森 まゆみコラム
H・R・ジョリッフ『ギリシア悲劇物語』(白水社)、森鷗外『鴎外随筆集』(岩波書店)
森 まゆみコラム
笹山 久三『四万十川』(河出書房新社)、宇江 敏勝『さらば学舎』(求龍堂)、松村 みか『タイ、水牛のいる風景』(勁草書房)、林 真理子『ミカドの淑女(おんな)』(新潮社)、北山 龍二『ココリアの残紅』(影書房)
森 まゆみコラム
『ちくま日本文学 037 岡本かの子』(筑摩書房)、『岡本かの子全集 』(筑摩書房)
森 まゆみ作家論/作家紹介
筑波 常治、堀尾 尚志、応地 利明、田村 善次郎、篠沢 純太、香月 節子、田中 泯、榧野 八束『すき・くわ・かま―土に生きるかたち (INAX BOOKLET ’ 91-No.1)』(アルシーヴ社)、香月 節子・香月 洋一郎『むらの鍛冶屋』(平凡社)
森 まゆみコラム
『本朝文粋』(岩波書店)、『雨夜のともし火』(勉誠出版)、『五雑俎』(明徳出版社)、『日本書紀』(岩波書店)
森 まゆみコラム




















