『生命の鎖』(飛鳥新社)

森 まゆみ
からだによい食事何をどう食べるか。所帯を持って十数年、毎日考えてきたこと。が本書を読むと、私の苦労も、たかだか家族の好みと予算と料理技術の…
書評
1984年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊、2009年の終刊まで編集人を務める。専門は地域史、近代女性史、まちづくり、アーカイブ。
98年に『鴎外の坂』で芸術選奨文部大臣新人賞、03年に『「即興詩人」のイタリア』でJTB紀行文学大賞、14年に「青鞜の冒険」で紫式部文学賞を受賞。そのほかサントリー地域文化賞、建築学会賞(文化賞)他。
著書に『「谷根千」の冒険』『女三人のシベリア鉄道』『海に沿うて歩く』『おたがいさま』『暗い時代の人々』『子規の音』など多数。
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少女からの旅立ち幼いころに両親の離婚を体験した著者は、これまで壊れた愛をとりつくろう近代家族の欺瞞(ぎまん)を突き、女性の自立を論じてきた…
緑陰に憩う読書が時と場所を選ぶものなら、この本は旅に持って出て湖畔の緑陰で読みたい。全国で百人ほどしかいないレンジャー(国立公園管理官)。…
ふむふむ、やっておるな過渡期なのである。東京では四、五十代の男性の一〇%近くが独身なのに、もはや「男やもめ」とはいわなくなった(ALL REVIEW…
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アリスの見た明治社会明治の日本を見た外国人女性の見聞録として、イザベラ・バード『日本奥地紀行』やクララ・ホイットニー『クララの日記』がある…