
小社は1857年(安政4)の創業以来、人類誕生から現在に至るあらゆる分野の歴史・文化にかかわる出版を中心に歩んでまいりました。
この間、明治・大正の『古事類苑』、昭和の『新訂増補国史大系』、昭和・平成の『国史大辞典』など、時代を画する叢書・辞典を出版し、また『人物叢書』や『歴史文化ライブラリー』などの定評ある人気シリーズの刊行も続けております。
今後も学界・読書界の要望・期待に応えるべく、最新の研究成果をふまえた詳細・正確でわかりやすい、魅力ある良書の出版を目指してまいります。
吉川弘文館の書評/解説/選評
『続・沖縄戦を知る事典: 戦場になった町や村』(吉川弘文館)
石川 勇人地域別の体験 捉え返す沖縄戦の記憶の継承は本当にできているのだろうか。読者の中には、修学旅行や平和学習で沖縄島中南部の沖縄戦を学んだことが…
書評
『日本ファッションの一五〇年: 明治から現代まで』(吉川弘文館)
平芳 裕子ファッションからみる日本の近代化ファッションとは何か「ファッション」とは字義的には「流行の服」のことを指している。広辞苑には「はやり。流…
前書き
『住職たちの経営戦略: 近世寺院の苦しい財布事情』(吉川弘文館)
田中 洋平仏教優遇の江戸時代になぜ!? 経営難で消滅していく寺院今、地方のお寺が存続の危機に瀕している。昨今、都市への人口流出と檀家(だんか)減少を主…
本文抜粋
『妖怪を名づける: 鬼魅の名は』(吉川弘文館)
香川 雅信妖怪の「カンブリア爆発」──プロローグポケットモンスター──いわゆる「ポケモン」が、日本発のコンテンツとして世界的な人気を博していることは論を…
自著解説
『古代寺院の食を再現する: 西大寺では何を食べていたのか』(吉川弘文館)
山崎一昭(新聞記者)〈日本人と食〉への新たな視座日本仏教の黎明期を彩る古代寺院で、僧侶たちはどのように暮らし、とりわけ何を食べていたのか。奈良・西大寺の食堂(…
書評
『王朝貴族と外交: 国際社会のなかの平安日本』(吉川弘文館)
榎本 淳一真剣で慎重 従来のイメージ一新本書のタイトルを見て、「王朝貴族も外交をしていたんだ」と意外に思われた方がいるかもしれない。平安時代の貴族と…
書評













