千葉県出身。インタビュアー、ライター、書評家、桜美林大学非常勤講師。文芸誌、カルチャー誌にて書評、インタビュー記事を執筆。「週刊読書人」文芸時評担当(2019年)。「週刊金曜日」書評委員。翻訳にマイケル・エメリック「日本文学の発見」(『日本文学の翻訳と流通』所収、勉誠社)共著に『世界の中のポスト3.11』(新曜社)がある。
長瀬 海の書評/解説/選評
- 『花と夢』(春秋社)長瀬 海
チベットの女性詩人の作品を集めた『チベット女性詩集』(海老原志穂編訳、段々社)が昨年、刊行された。そこにホワモという詩人がうたった「私に近…
書評 - 『少年が来る』(クオン)長瀬 海
アジア文学への招待(1)去年(※本稿執筆は2023年)、韓国の大学に特別講義のために招かれたときのことです。議論が「文学と慰霊」に及ぶと、ある学…
書評 - 『路上の陽光』(書肆侃侃房)長瀬 海
聖なる都、ラサにうず巻く欲望と恋心。山の麓に放牧された羊の番人たちが点在する、牧歌的な情景。中央と地方を両眼で見つめながらチベットの〝現在…
書評 - 『ディディの傘』(亜紀書房)長瀬 海
韓国の現代史を背景に癒えない痛みと沈黙の重みを伝える静かな、しかし言い表せないほどに大きな悲しみと怒り。目を細めて過去と未来を眺めたときに…
書評