本の街、東京は神田神保町にある本の問屋(人文書新刊・自由価格本)です。「本屋さんのための本屋=出版取次」として、調達のお手伝いや現物選書ができる店売所を運営するほか、新興出版社様の流通代行もおこなっています。
八木書店 新刊取次部の書評/解説/選評
- 『地獄の反逆者 松村喬子遊廓関係作品集』(琥珀書房)山家 悠平
2024年7月末、京都の学術出版社である琥珀書房から戦前の労働運動家、松村喬子の作品集が『地獄の反逆者 松村喬子遊廓関係作品集』というタイトルで…
自著解説 - 『悼むひと: 元兵士と家族をめぐるオーラル・ヒストリー』(生きのびるブックス)栗原 俊雄
大日本帝国の戦争では、日本人310万人が命を落とした(厚生労働省の推計)。現代で言えば、大阪市民約280万人を上回る市民がいなくなったことになる…
書評 - 『私の猫』(志学社)平林 緑萌
2024年5月に、新レーベル「書肆imasu」を立ち上げた。創刊ラインナップは十文字青『私の猫』、森見登美彦・円居挽・あをにまる・草香去来『城崎にて …
自著解説 - 『BEFORE・ラディカル・オーラル・ヒストリー 保苅実著作集BOOK1 生命あふれる大地』(図書出版みぎわ)堀 郁夫
2004年、『ラディカル・オーラル・ヒストリー オーストラリア先住民アボリジニの歴史実践』(以下、『ラディカル』と略記)が刊行されました。著者は…
自著解説 - 『シュテファン・バチウ: ある亡命詩人の生涯と海を越えた歌』(コトニ社)阪本 佳郎
ルーマニアに生まれ、スイスを経て、ブラジルへ亡命、ラテンアメリカ諸国を巡り、その後シアトル、ハワイへと移り住んだ詩人シュテファン・バチウ。…
自著解説 - 『越境の在日朝鮮人作家 尹紫遠の日記が伝えること 国籍なき日々の記録から難民の時代の生をたどって』(琥珀書房)山本 捷馬
1946年夏、朝鮮から日本への「密航」を経験し、戦後は混乱の中、「洗濯屋」としてどうにか東京で暮らしをつむぎながら作品を残した尹紫遠(ユン・ジ…
自著解説