本の街、東京は神田神保町にある本の問屋(人文書新刊・自由価格本)です。「本屋さんのための本屋=出版取次」として、調達のお手伝いや現物選書ができる店売所を運営するほか、新興出版社様の流通代行もおこなっています。
八木書店 新刊取次部の書評/解説/選評
- 『シュテファン・バチウ: ある亡命詩人の生涯と海を越えた歌』(コトニ社)阪本 佳郎
ルーマニアに生まれ、スイスを経て、ブラジルへ亡命、ラテンアメリカ諸国を巡り、その後シアトル、ハワイへと移り住んだ詩人シュテファン・バチウ。…
自著解説 - 『越境の在日朝鮮人作家 尹紫遠の日記が伝えること 国籍なき日々の記録から難民の時代の生をたどって』(琥珀書房)山本 捷馬
1946年夏、朝鮮から日本への「密航」を経験し、戦後は混乱の中、「洗濯屋」としてどうにか東京で暮らしをつむぎながら作品を残した尹紫遠(ユン・ジ…
自著解説 - 『捕虜収容所・民間人抑留所事典: 日本国内編』(すいれん舎)内海 愛子
このたび、アジア太平洋戦争下に日本国内で開設されていた連合軍捕虜収容所と民間人抑留所の概要と記録を網羅した研究事典が公刊されました。どの国…
自著解説 - 『「日本語」の文学が生まれた場所: 極東20世紀の交差点』(図書出版みぎわ)黒川 創
いまある日本語の文学は、どのように書き継がれていったのか――この度、『鶴見俊輔伝』で第46回大佛次郎賞を受賞した黒川創の評論集が刊行されました…
前書き - 『宮沢賢治 生成・転化する心象スケッチ』(文化資源社)杉浦 静
没後90年を迎え、いまなおその作品が新たな読者へ読み継がれる宮沢賢治は、一つの作品を何度も書き直したことでも知られています。活字で印刷される…
後書き - 『『ピカドン』/『ピカドン』とその時代』(琥珀書房)岡村 幸宣
「原爆の図」の共同制作で知られる画家の丸木位里と赤松俊子(丸木俊)が絵と文を手がけた絵本『ピカドン』。「原爆の図」を描き全国を巡回した同時…
自著解説