1958(昭和33)年、北海道生れ。フリーライター。法政大学文学部哲学科卒業。西武百貨店系洋書店勤務の後、『宝島』『別冊宝島』の編集に携わる。1993(平成5)年頃よりライター業に専念。「哲学からアダルトビデオまで」を標榜し、コラム、書評、インタビューなど幅広い分野で活躍中。著書に『そうだ、京都に住もう。』『「本が売れない」というけれど』『茶室がほしい。』『いい家は「細部」で決まる』(共著)などがある。
- 著作:
永江 朗の書評/解説/選評
- 『新訳 ハムレット 増補改訂版』(KADOKAWA)永江 朗
この新訳の特徴は、(1)韻文劇であることを重視して、原文のリズム(韻律)とライム(押韻)を日本語で再現している。たとえば第一幕第二場の終わり…
書評 - 『水と清潔——風呂、トイレ、水道の比較文化史』(朝日新聞出版)永江 朗
浄/不浄をめぐるエピソード今年の夏は暑かった。すぐ汗まみれになり、寝る前に風呂に入らないと、眠れる気がしなかった。しかし、こうした感覚や生…
書評 - 『デカメロン2020』(方丈社)永江 朗
正直いって、コロナのことはもう見たくない、考えたくない。気が滅入(めい)るばかりだから。でも、イタリアの若者たちと内田洋子による『デカメロ…
書評 - 『大地と星々のあいだで 生き延びるための人類学的思考』(イースト・プレス)永江 朗
元々荒々しく暴力的な自然と暮らす暑い! ラジオから流れるニュースは、いのちを守るために冷房を使えと呼びかけている。冷房を使わないと死ぬかも…
書評 - 『ピアノを尋ねて』(新潮社)永江 朗
台湾の現代小説。「わたし」は幼いころ天才音楽家と呼ばれていたが、ピアニストへの夢は破れ、いまは調律師をしている。わたしは「林(リン)サン」…
書評 - 『1%の努力』(ダイヤモンド社)永江 朗
インターネットの「2ちゃんねる」といえば、匿名をいいことに、誹謗中傷・罵詈雑言・嘘でまかせがあふれる掲示板だった。パンドラの箱を開けちゃった…
書評