1958(昭和33)年、北海道生れ。フリーライター。法政大学文学部哲学科卒業。西武百貨店系洋書店勤務の後、『宝島』『別冊宝島』の編集に携わる。1993(平成5)年頃よりライター業に専念。「哲学からアダルトビデオまで」を標榜し、コラム、書評、インタビューなど幅広い分野で活躍中。著書に『そうだ、京都に住もう。』『「本が売れない」というけれど』『茶室がほしい。』『いい家は「細部」で決まる』(共著)などがある。
- 著作:
永江 朗の書評/解説/選評
- 『ブルーノの問題』(書肆侃侃房)永江 朗
戦時下の人々描く八つの短編スピルバーグ監督の映画「ターミナル」(2004年)は、空港から出られない男を描いたコメディだった。飛行機に乗っている…
書評 - 『自動車の社会的費用』(岩波書店)永江 朗
ひさしぶりに本棚の奥からこの本を取り出して開いたら、映画「気狂いピエロ」の半券が挟まっていた。なつかしい!はじめて読んだのは20歳の夏だった…
書評 - 『世界で最も危険な男』(小学館)永江 朗
♪おれは怪物くんだ 怪物ランドの王子だぞ♪ 『世界で最も危険な男 「トランプ家の暗部」を姪(めい)が告発』(メアリー・トランプ著、草野香ほか訳・…
書評 - 『ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ』(講談社)永江 朗
「自粛警察」に「他県ナンバー狩り」。コロナ禍で生まれたイヤな言葉はいろいろあるけれど、一番ひどいのは「夜の街」だろう。いわゆる“接待を伴う飲…
書評 - 『2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義』(星海社)永江 朗
昨年の8月、瀧本哲史が病気で急逝したと聞いたときは驚いた。まだ47歳。エンジェル投資家でもある彼が客員准教授をつとめた京都大学の講義は、立ち見…
書評 - 『幕末・維新の新視点 孝明天皇と「一会桑」』(文藝春秋)永江 朗
維新は薩長だけの力じゃない以前、早乙女貢の歴史小説『会津士魂』を読んで、幕末・維新に対するイメージがずいぶん変わった。それまで抱いていたの…
書評