1958(昭和33)年、北海道生れ。フリーライター。法政大学文学部哲学科卒業。西武百貨店系洋書店勤務の後、『宝島』『別冊宝島』の編集に携わる。1993(平成5)年頃よりライター業に専念。「哲学からアダルトビデオまで」を標榜し、コラム、書評、インタビューなど幅広い分野で活躍中。著書に『そうだ、京都に住もう。』『「本が売れない」というけれど』『茶室がほしい。』『いい家は「細部」で決まる』(共著)などがある。
- 著作:
永江 朗の書評/解説/選評
- 『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』(小学館)永江 朗
妻の母(94歳)が救急搬送された。病院に向かう特急電車の中で開いたのは、佐藤愛子のエッセイ集『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』(小学館・1320…
書評 - 『実力も運のうち 能力主義は正義か?』(早川書房)永江 朗
「白熱教室」の政治哲学者サンデル先生が、能力主義をぶったたく! マイケル・サンデル『実力も運のうち』(鬼澤忍訳・早川書房・2420円)はそういう…
書評 - 『身の維新』(亜紀書房)永江 朗
医師たちの幕末維新を描いたノンフィクション。明治維新によって漢方から西洋医学(蘭方)へと一夜にして替わった、というような単純なものではない…
書評 - 『芦別 炭鉱〈ヤマ〉とマチの社会史』(寿郎社)永江 朗
原生林に囲まれた農業と林業の村に炭鉱ができる。たくさんの人が移り住み、マチは栄える。だがそれは束の間。石炭の時代が終わり、炭鉱は閉山。人び…
書評 - 『DJヒロヒト』(新潮社)永江 朗
帯の裏表紙側にたくさんの人名が並んでいる。井上毅、井上靖、大岡昇平、小笠原長生、小田実、折口信夫……まだまだ続く。これらの人々が書いたことや…
書評 - 『路上の陽光』(書肆侃侃房)永江 朗
現代チベット文学の短篇集。収録された8篇の作品の多様性に驚く。表題作はチベットいちばんの都会、ラサを舞台にした若い男女の話。橋の上にたむろし…
書評