町田 康KOU MACHIDA
公式サイト: http://www.machidakou.com/
1962(昭和37)年大阪府生れ。町田町蔵の名で歌手活動を始め、1981年パンクバンド「INU」の『メシ喰うな』でレコードデビュー。俳優としても活躍する。1996(平成8)年、初の小説「くっすん大黒」を発表、同作は翌1997年Bunkamuraドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞した。以降、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。他の著書に『夫婦茶碗』『猫にかまけて』『浄土』『スピンク日記』『スピンク合財帖』『猫とあほんだら』など多数。
苦しみと喜びの決算先日、いつもながらアホーな文章を書いていて不幸な人のことを具体的に描く必要があって、人間の不幸の具体例について考えたのだ…
音と匂いがただ響く携帯電話の説明書を読んで、実際にはまあ言われたからそうしているのだけれども、心の奥底ではどうも得心がいかず、ええっ? そ…
困りのなかを進む今年の一月の一日に、年も明けたことだし心機一転、はりきって仕事をすっかな、ここは一番。と決意して仕事を始め、三日までは精励…
死によって途絶した意志の形自分はいま生きているが、そのうえで、生きているということはどういうことだろうか、と考えてみたところ、あ、なるほど…
犬や猫を飼う人が増えているらしい。しかし犬や猫が大好きだという人でさえ、正しい知識がないがために、結果的に彼らを苦しめていることが多い。心…
馬鹿と利巧がいて、どっちが難しいことを考えているかと言うと、利巧の方が難しいことを考えている。では、馬鹿と利巧のどっちが複雑なことを考えて…