1992年東京都生まれ。作家、書評家、ゲーム作家。毎日新聞文芸時評担当(2022年4月~)。共同通信社「見聞録」担当(2024年〜)。TBSラジオ「こねくと」レギュラー。TBS Podcast「宮田愛萌と渡辺祐真のぶくぶくラジオ」パーソナリティ。shueisha vox「これって教養ですか?」MC。著書に『物語のカギ』。編著に『みんなで読…もっと読む
- 『荒地の家族』(新潮社)渡辺 祐真
寄せ続ける記憶の波に抗して「すっきり晴れた感じではない。引き続き、書いていくべきだと思いました。いつか、震災から解き放たれた自由な小説もど…
書評 - 『永遠と横道世之介 上』(毎日新聞出版)渡辺 祐真
懐かしさと憧れが詰まった「一瞬」と「永遠」あの夏の数かぎりなきそしてまたたつた一つの表情をせよ(小野茂樹)夏の午後はタイムマシンだ。ふと…
書評 - 『浮遊』(河出書房新社)渡辺 祐真
生きるために流されるライオンがシマウマの群れを追う。何本もの脚が乱れ、あたりには砂塵が立ち込めている。やがて動物たちの動きが穏やかになって…
書評 - 『シェイクスピアの戦争: 虚構と現実の格闘のなかで』(小鳥遊書房)渡辺 祐真
戦争に対して文学ができることとはあまりにも大きな歴史的事件が起きると、その影響は陰に陽に数十年、ときに数百年の単位で後世に影響を及ぼしつづ…
書評 - 『叩く』(新潮社)渡辺 祐真
人が何かの決断を下すとき、己をどのように納得させるのだろうか。迷う要因がなければ、決断に時間も言葉も必要ない。だが理屈や本能、倫理観が異を…
書評 - 『口訳 古事記』(講談社)渡辺 祐真
笑って、ワクワクして、勉強にもなって、気がつけばあっという間に読み終えた。エンタメ小説やアクション映画の感想ではない。『古事記』の感想であ…
書評 - 『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)渡辺 祐真
おしゃべりで行動的な「絶滅」の物語アメリカの小説家ハーマン・メルヴィルの代表作『白鯨』は、冒険小説でありながら、鯨にまつわる文章が満載だ。…
書評 - 『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』(集英社)渡辺 祐真
理想の仕事と読書と出会うために「お仕事×本屋×ヒューマンドラマ×読書論」という、本好きには垂涎の一作である。物語の舞台は、三十代後半の女性ヨ…
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