『オランダ構造人類学』(せりか書房)
吉本 隆明
『オランダ構造人類学』というこの本の名前には、ふたつの意味がこめられているとおもう。ひとつは収められた論文の舞台野(フィールド)が、旧オラ…
書評
写真提供:図書新聞
『オランダ構造人類学』というこの本の名前には、ふたつの意味がこめられているとおもう。ひとつは収められた論文の舞台野(フィールド)が、旧オラ…
この本の標題になっている「ニワトリの歯」のところから著者が生物の遺伝と進化にもっている理念の特徴を説明してみる。とりもなおさずそれはこの本…
この本に記されている「うわさ」の定義をいくつか並べてみたい。もちろん書評子が噛みくだいたうえのことでだ。するとこの本がどこまで手が届き、ど…
トロツキーの自伝は、ユングのそれとならんで、わたしが読んだ自伝では、ずばぬけていいものだ。自伝が文学作品として自己主張できるとして、このふ…
この本の標題になっている『ニューロン人間』というのは、中身にそいながらいえば、人間は、身体を動かす行動も、感覚やこころの動きも、大脳皮質の…
この本にはふたつの特徴があるとおもう。ひとつは嵌め込み法ともいうべき方法が使われて、およそ人の心をもとに世界を見る唯心的な考え方のすべてを…