〈郊外〉の誕生と死
- 著者:小田 光雄
- 出版社:論創社
- 装丁:単行本(280ページ)
- 発売日:2017-05-03
- ISBN-10:4846016102
- ISBN-13:978-4846016104
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成熟とは、豊かな消費社会の獲得であり、喪失とは農業を基盤として成立していた風景の消滅、あるいはそれに象徴されるもののすべてである。そうして私たちはまぎれもなくその風景のなかから現在の消費社会へとやってきたのだ。
「道路沿い」の「同じような風景」、「これほど均一」な「日本各地の風景」こそは、郊外社会の成立とともに、郊外にやってきたロードサイドビジネスによって誕生した消費社会の風景であり、自動車に乗った郊外の消費者たちによって発見された郊外の消費地帯なのである。