将来、公的年金は期待できず、そんなに貯金もないとお金に不安を抱く人は多い。
そんな中、株式投資について関心が高まっている。
とはいえ、何から始めたら?
書籍『株は夢をかなえる道具』から、一部を抜粋して紹介します。
5年で1000万円! 初心者でも成功できた株式投資のマイルールを伝授
こんにちは。杉原杏璃です。私はグラビアタレントとしての活動のかたわら、23歳で株を始め、30歳になった頃、株をやっていると公表してから「株ドル」と呼ばれるようになりました。
始めたばかりの頃は、株の勉強なんて、ほとんどしませんでした!
株の本を読んでも専門用語がずらずら並んでいて、それだけでチンプンカンプンだから、とりあえず実際「株を買ってみる」ことにしました。
すると、そのとき買った株で、少しだけ利益が出たのです。
「なんだ、株って怖くないじゃない!」と思ったのを覚えています。
もちろん、そのあと、失敗もたくさんしてきました。株で「損しない」ということは、あり得ません。それでも、損を小さくして、それ以上の利益を出すことはできます。
私は、始めて5年目で1000万円の利益を出して、今は1億円の利益を出せるようになりました。
数字が苦手な私でも、ここまでやってこられたのです。「習うより慣れろ」という言葉もあるように、株のセミナーに何度も通ったりするより、投資をスタートさせたほうが、はるかに株の楽しさが分かるでしょう。
銀行の利子も低く、年金も当てにならない今、お金にもちゃっかり働いてもらって、将来のために資産運用もする。そんな女性が活躍する世界になれば素敵ですよね。
「減らさないこと」だけ考えても、お金は増やせない
私は本気で「株をやればハッピーになれる」と信じています。それは決して、株でお金が儲かって幸せになれるからという意味ではありません。
株は「自分の夢をかなえるための道具」になってくれるからです。
皆さんもきっと、一度くらいは株をやってみようかな、と考えたことがあると思います。
けれども、多くの人は行動に移しません。
それは、株式投資のイメージがあまりよくないからでしょう。
投資と聞くと、ハードルが高く、リスクもありそう……。「お金儲け」「ギャンブル」「難しい」「オジさんがする投資」……たぶん、こんなイメージを持っている方が多いんじゃないでしょうか。
私も同じように思い、リスクも高そうだと感じていました。13年前に、株を始めるまでは。
そして、今となっては、そのイメージのためにすごく損していたことに気が付きました。
この本は、1憶の利益を出している杉原杏璃流の投資術について書いていますが、「1年で1億稼いだ」「仕事を辞めて投資家になった」「儲かるから、みんなやりませんか?」などとあおる内容の本ではありません。株で「なりたい自分」に近づけるような、人生を自由にデザインできるようになる方法をご紹介します。
お金は、誰もが減らしたくないと考えているでしょう。
本書でもご紹介しますが、私も10代の頃からお金を減らさないことばかりに懸命になって、ちょっとでも安いものを買ったり、欲しいものをガマンしたりして節約していました。
大人になったときのために、今後のために……と倹約していたのですが、それだけだとお金は増えていかないことに株を始めてから気づきました。
やっぱり、「減らさないこと+増やすこと」の両方がないと、お金は貯まらないものです。
株で得られるのはお金だけではなく、それ以外の喜びをたくさん手に入れられます。
仕事でも株でも、ステップを上がっていくと達成感や高揚感が生まれます。いろいろなスキルや情報が身に着くので、自分自身の世界をぐんと広げられます。それはきっと、仕事でもプライベートでも役に立つのではないでしょうか。そんな思いをこの本のタイトルに込めました。
チャレンジしなければ、確かに損はしないかもしれないけれど、チャンスは増えません。だから、自分の明るい未来の足掛かりとして、人生に株式投資という選択肢を加えてみてください。
本書が、あなたが新しいステージに行くためのきっかけになってくれると幸いです。
[書き手:杉原杏璃]