本文抜粋

『夢の砦 ___ 二人でつくった雑誌「話の特集」』(ハモニカブックス)

  • 2022/11/29
夢の砦 ___ 二人でつくった雑誌「話の特集」 / 矢崎 泰久,和田 誠
夢の砦 ___ 二人でつくった雑誌「話の特集」
  • 著者:矢崎 泰久,和田 誠
  • 出版社:ハモニカブックス
  • 装丁:ペーパーバック(272ページ)
  • 発売日:2022-10-10
  • ISBN-10:4907349270
  • ISBN-13:978-4907349271
内容紹介:
矢崎泰久が回想する和田誠と創刊した雑誌「話の特集」。和田誠単行本未収録「雪国」など「話の特集」70年代の名作を再録。

introduction

「アートディレクターのギャラは払えないの? じゃあ、その代わりデザインは勝手にやるし、企画内容も口出しさせてもらうね」
この約束から二人の雑誌づくりは始まった。

雑誌が時代の"面白いこと"をリードしている時代があった。1965年に創刊された「話の特集」はそれを代表する存在だった。途中、休刊を経るなど、何度も危機に見舞われたが、読者の根強い人気に支えられ、雑誌は30年続いた。「話の特集」をつくったのは、矢崎泰久32歳と和田誠29歳。二人が追い求めたのは〈自分たちが読みたい雑誌〉だった。二人を中心に築かれたその砦には、あちこちから個性的な才能が吸い寄せられるように集まった。彼らはどんなことを考え、どんな誌面(ページ)をつくったのか。矢崎泰久と和田誠。二人の若き日々をたぐり寄せ、時代の記憶を、あの熱量とともに掘り起こすことができればと願う。
(編者/シミズヒトシ)

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――じつは和田誠さんも初めは矢崎さんの話に半信半疑だったみたいですね。そのあたりのことを和田さんからお聴きしたことがあるのですが、「なーんかあやしいと思ったんだよね」と仰るんです。
「前に《エルエル》ってPR雑誌を作ったのがぽしゃったってこともあるし、《話の特集》ってタイトルがいかがわしかったからね」。

矢崎 そんなこと言ってたのか(笑)。

――でもその後、横尾(忠則)さんがタイトルを認めてくれたことで気持ちが大きく動いたようですね。

矢崎 横尾さんは最初から気に入ってくれていたからね。「このタイトルは僕の思想に合う」なんて言って。

――ところで、ほんとにノーギャラの仕事だったんですね?

矢崎 そうだよ。一銭も払ってない(笑)。


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contents



和田さんの「話の特集」(1978,矢崎泰久)
「話の特集」いまむかし (2005, 和田誠)
純情・和田誠 (2019, 矢崎泰久)



少年宇宙諜報員(話の特集1966.02)
殺しの手帖(話の特集1966.03)
図解★かっこいいキミたちのために(話の特集1966.06)
ショートショート(話の特集1966.12~)
試写よりの使者(話の特集1969.09~)
テレビ入門/中山千夏と共作(話の特集1972.03)
雪国・シリーズから(話の特集1970.02)



高倉健 × 矢崎泰久 (話の特集1966.08)
ユージン・スミス × 矢崎泰久 (話の特集1972.05)
向田邦子 × 矢崎泰久 (話の特集1981.11)
吉永小百合 × 和田誠 (話の特集1983.02)
横尾忠則 × 和田誠 (話の特集1989.03)
宇野亞喜良 × 和田誠 (話の特集1990.01)
矢崎泰久 × 和田誠 (話の特集1991.12)

■座談会

篠山紀信/立木義浩/横尾忠則/和田誠/矢崎泰久 (話の特集1985.02)

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夢の砦 ___ 二人でつくった雑誌「話の特集」 / 矢崎 泰久,和田 誠
夢の砦 ___ 二人でつくった雑誌「話の特集」
  • 著者:矢崎 泰久,和田 誠
  • 出版社:ハモニカブックス
  • 装丁:ペーパーバック(272ページ)
  • 発売日:2022-10-10
  • ISBN-10:4907349270
  • ISBN-13:978-4907349271
内容紹介:
矢崎泰久が回想する和田誠と創刊した雑誌「話の特集」。和田誠単行本未収録「雪国」など「話の特集」70年代の名作を再録。

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