内容紹介
『これだけでいい!老けない!ボケない!和田式「アウトプット健康法」』(祥伝社)
40代、50代のころは、もっと気力が充実していたのに……。年齢を重ねるにつれ、多かれ少なかれ、誰もがこのように思い悩んだことがあるのでは。この原因、実は「体」ではなく「脳」の衰えに原因があります。でも心配無用。脳はカンタンに健康にすることができるのです。この和田秀樹先生オリジナルのノウハウが満載の新刊『和田式「アウトプット健康法」』より、一部を抜粋してお届けします。
「本を最初から最後まで、順を追って読み切らなければ読書をしたことにならない」というのは、私に言わせれば単なる“強迫観念”です。
私は「部分熟読法」という読書法を編み出しました。この「部分熟読法」が役に立つのは、読書に限りません。新聞からネット記事、論文まで、あらゆる情報媒体を読む際に使えます。ポイントは、たったこれだけです。
①まず目次を読んで、興味のあるところを見つけ出す
②通読せずに、必要な部分だけを重点的に読む
本の内容が自分の目的と合っているかを確認することが大切ですから、まず目次を読む。そして、自分がいま知りたいテーマに関係する章だけを選ぶ。そのうえで読んだあとは、必ず次のようにまとめる。
・3行で要点を書く
・人に説明するつもりでノートに整理する
・ブログや日記、SNSに感想を書く
これが前頭葉のトレーニングになります。
そもそも私が読むのは、自分の本を書くために役立つ本です。どれだけ高く評価されている本でも、内容を理解できなければ何の意味もありません。
読むべきだと思うのは、亡くなった医師の近藤誠先生(1948〜2022)や元外交官の佐藤優さんなど、独自の視点を持つ著者です。なかでも、近藤先生の『成人病の真実』(文藝春秋、2002年)は、私の人生の指針ともいうべき愛読書となりました。
近藤先生は、「健康診断は受けるな」と主張したり、がんのなかでも、転移しないがん=「がんもどき」は放置しても大丈夫だ、という独自の理論を打ち立てたりしました。そのため医療界から、私以上に批判を浴びています。
しかし、近藤先生はほかの医師とは比べものにならないくらい、世界中の論文やデータを読み漁っていました。そうしたデータを見てみると、いま日本の医療で常識のように言われていることが、いかにウソまみれかがわかります。
エビデンスを重視し、学問的真実を譲らなかった近藤先生の強い生き方は、私の医者としての姿勢に大きな影響を与えました。
近藤先生も言っていたように、大切なのは世間の常識をそのまま信じないこと。批判的に読む。自分の頭で考える。そうした批判的読者になるのが、上質なアウトプットのコツです。そのうえで、自分の言葉で要点をまとめてみてください。
読書のゴールは「読んだこと」ではありません。使える知識に変えることです。そして読んだら、3行でいいので要点を書く。人に説明するつもりで整理する。
インプットとアウトプットは車の両輪です。読んで終わりではなく、まとめて活かす。それが、老化、そしてそのあとにくるボケを防ぐ正しい「アウトプット読書法」なのです。
[書き手]和田秀樹
「読んだらすぐ書く」が、正しい読書の活かし方
私は本を読むとき、最初から最後まで通読しません。大事なところだけを読みます。その代わり、大事な部分は3回でも5回でも繰り返し読む。場合によっては覚えるくらい読み込みます。「本を最初から最後まで、順を追って読み切らなければ読書をしたことにならない」というのは、私に言わせれば単なる“強迫観念”です。
私は「部分熟読法」という読書法を編み出しました。この「部分熟読法」が役に立つのは、読書に限りません。新聞からネット記事、論文まで、あらゆる情報媒体を読む際に使えます。ポイントは、たったこれだけです。
①まず目次を読んで、興味のあるところを見つけ出す
②通読せずに、必要な部分だけを重点的に読む
本の内容が自分の目的と合っているかを確認することが大切ですから、まず目次を読む。そして、自分がいま知りたいテーマに関係する章だけを選ぶ。そのうえで読んだあとは、必ず次のようにまとめる。
・3行で要点を書く
・人に説明するつもりでノートに整理する
・ブログや日記、SNSに感想を書く
これが前頭葉のトレーニングになります。
そもそも私が読むのは、自分の本を書くために役立つ本です。どれだけ高く評価されている本でも、内容を理解できなければ何の意味もありません。
読むべきだと思うのは、亡くなった医師の近藤誠先生(1948〜2022)や元外交官の佐藤優さんなど、独自の視点を持つ著者です。なかでも、近藤先生の『成人病の真実』(文藝春秋、2002年)は、私の人生の指針ともいうべき愛読書となりました。
近藤先生は、「健康診断は受けるな」と主張したり、がんのなかでも、転移しないがん=「がんもどき」は放置しても大丈夫だ、という独自の理論を打ち立てたりしました。そのため医療界から、私以上に批判を浴びています。
しかし、近藤先生はほかの医師とは比べものにならないくらい、世界中の論文やデータを読み漁っていました。そうしたデータを見てみると、いま日本の医療で常識のように言われていることが、いかにウソまみれかがわかります。
エビデンスを重視し、学問的真実を譲らなかった近藤先生の強い生き方は、私の医者としての姿勢に大きな影響を与えました。
近藤先生も言っていたように、大切なのは世間の常識をそのまま信じないこと。批判的に読む。自分の頭で考える。そうした批判的読者になるのが、上質なアウトプットのコツです。そのうえで、自分の言葉で要点をまとめてみてください。
読書のゴールは「読んだこと」ではありません。使える知識に変えることです。そして読んだら、3行でいいので要点を書く。人に説明するつもりで整理する。
インプットとアウトプットは車の両輪です。読んで終わりではなく、まとめて活かす。それが、老化、そしてそのあとにくるボケを防ぐ正しい「アウトプット読書法」なのです。
[書き手]和田秀樹
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