1965年神奈川県生まれ。東京大学理科1類除籍。文芸、音楽、経済学などの領域で評論活動を行っている。著書に『〈盗作〉の文学史』(新曜社。 第62回日本推理作家協会賞)。共著に『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、 『本当の経済の話をしよう』(ちくま新書)、 『村上春樹を音楽で読み解く』(日本文芸社)、 『…もっと読む
栗原 裕一郎の書評/解説/選評一覧
- 『ザ・ビートルズ 解散の真実』(イースト・プレス)栗原 裕一郎
「金」めぐる人間模様の痛々しさあらゆる角度からあらゆる事柄について書かれてきたビートルズだから、「解散の真実」なんてもう検証され尽くしたテ…
書評 - 『批評メディア論――戦前期日本の論壇と文壇』(岩波書店)栗原 裕一郎
荒野から始まる本誌二月号の匿名コラム欄「鳥の眼・虫の眼」で相馬悠々が、実名書評は「作家同士の友情の証し、儀礼の交換」ばかりになったと慨嘆し…
書評 - 『仰げば尊し 幻の原曲発見と『小学唱歌集』全軌跡』(東京堂出版)栗原 裕一郎
「仰げば尊し」の原曲発見に正しく驚くために二〇一一年一月二十四日、「仰げば尊し」の原曲が見つかったという記事が『朝日新聞』夕刊に載った。リ…
書評 - 『私学的、あまりに私学的な 陽気で利発な若者へおくる小説・批評・思想ガイド』(ひつじ書房)栗原 裕一郎
まだまだ役に立つスパルタ 特筆もののスタンスのブレのなさ渡部直己の本を読むのは久し振りだなと書誌をあらためると、二〇〇六年の『メルトダウン…
書評 - 『ルポ 川崎』(サイゾー)栗原 裕一郎
私は川崎市幸区の出身で、一九七六年、十一歳の頃までその付近に住んでいた。川崎公害の真っ盛りで、授業中、頻繁に光化学スモッグ注意報が発令され…
書評