
1961年長崎生まれ。文芸評論家、フランス文学者。ロック、ラップなどの音楽・文化論、現代日本文学をめぐる批評活動を行う。最新作に『戦争へ、文学へ 「その後」の戦争小説論』(集英社)。その他の著書に『フランス暴動 - 移民法とラップ・フランセ』『じゃがたら』(共に河出書房新社)、『フットボール・エクスプロー…もっと読む
陣野 俊史の書評/解説/選評一覧
- 『オブジェを持った無産者: 赤瀬川原平の文章』(河出書房新社)陣野 俊史
ニセ物か作品か 表現者の言葉が甦る赤瀬川原平の名著『オブジェを持った無産者』の復刻版だ。現代思潮社という版元から1970年に出ていた。赤瀬川が…
書評 - 『「ジュニア」と「官能」の巨匠 富島健夫伝』(河出書房新社)陣野 俊史
「流行作家」支えた一流の文章 ★★★★☆ 読むべし富島健夫という作家がいた。今でも覚えている人は多いだろう。ジュニア小説と官能小説を書き続けた「…
書評 - 『ヘッドフォン・ガール』(アルテスパブリッシング)陣野 俊史
時代のかけらを集めて見事に奏でられた物語音楽評論家・高橋健太郎、初の小説。主人公のカズは、行方不明になった伯母の家で、古い映写機に触れるう…
書評