解説
『マイナス50℃の世界』(角川学芸出版)
寒極の生活
冬のシベリア――釣られた魚がピチピチと跳ねているうちに、たったの十秒間でコチコチの冷凍魚に姿を変えさせられてしまうような極寒の大陸を二ヶ月間、米原万里はTBS取材班の通訳としてカメラとともに東へ行き西へ走った。帰国後、毎日小学生新聞に乞われて、米原はその信じられないような体験を、こんな極寒の中でも人間がきちんと生きているのだという事実を、平易な文章で、しかしおもしろく深く書いた。
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