書評

『魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章』(新潮社)

  • 2018/03/06
魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章  / 米原 万里
魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章
  • 著者:米原 万里
  • 出版社:新潮社
  • 装丁:文庫(294ページ)
  • 発売日:1999-12-27
  • ISBN:4101465223
内容紹介:
私たちの常識では1ダースといえば12。ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのがこの本です。大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。

正義と常識に冷や水を浴びせる13章

この書もまた米原万里の独壇場、同時通訳業界の抱腹絶倒的裏話の集成である。

全巻にさまざまな卓識がちりばめられているが、なかでも〈自分にとって美味しいものは、他人にとっても美味(おい)しいに決まっていると堅く信じて疑わない人々は〉(一四一ページ)手に負えないという指摘は読む者の胸を鋭くえぐる。真の国際交流をめざすなら、自分の流儀は相手の流儀とはちがうというところから始めなければならない。これも米原の生涯にわたる持論の一つだった。

【この書評が収録されている書籍】
井上ひさしの読書眼鏡 / 井上 ひさし
井上ひさしの読書眼鏡
  • 著者:井上 ひさし
  • 出版社:中央公論新社
  • 装丁:文庫(185ページ)
  • 発売日:2015-10-23
  • ISBN:4122061806
内容紹介:
面白くて、恐ろしい本の数々-。足かけ四年にわたり『読売新聞』読書面に連載された書評コラム「井上ひさしの読書眼鏡」三十四編。そして、藤沢周平、米原万里の本を論じる。著者の遺稿となった書評集。

ALL REVIEWS経由で書籍を購入いただきますと、書評家に書籍購入価格の0.7~5.6%が還元されます。

魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章  / 米原 万里
魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章
  • 著者:米原 万里
  • 出版社:新潮社
  • 装丁:文庫(294ページ)
  • 発売日:1999-12-27
  • ISBN:4101465223
内容紹介:
私たちの常識では1ダースといえば12。ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのがこの本です。大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。

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