解説

『真昼の星空』(中央公論新社)

  • 2020/10/12
真昼の星空 / 米原 万里
真昼の星空
  • 著者:米原 万里
  • 出版社:中央公論新社
  • 装丁:文庫(311ページ)
  • 発売日:2005-01-01
  • ISBN-10:4122044707
  • ISBN-13:978-4122044708
内容紹介:
「星の輝きよ、わたしを通して万人に届くがいい!」。外国人には吉永小百合はブスにみえる?日本人没個性説に異議あり!など、「現実」のもう一つの姿を見据えて綴ったエッセイ集。「コミュニケーションにおいて、量と質は反比例」「人間は決まり事を創って自分をがんじがらめにするのが好き」。軽妙洒脱な語りのなかに、生きた言葉が光る。
まことに残念なことだが、「見ても見えず聞いても聞こえず」というのが人間の常である。米原万里はこの壁を破ろうとして必死になっていた。〈現実には存在するのに、多くの人の目には見えないものがある。逆に圧倒的な現実と思われるものが、単なるこけおどしだったりする。目に見える現実の裏に控える、まぎれもないもう一つの現実。〉(中公文庫版十二ページ)

つまり――「この世の真実を抉り出す」、それが自分の仕事だ、それも笑いをもって抉り出す――彼女はそう心を決めていた。その決心が題名にあらわれている。目をこらせば、たしかに昼でも星は見えるのだ。
真昼の星空 / 米原 万里
真昼の星空
  • 著者:米原 万里
  • 出版社:中央公論新社
  • 装丁:文庫(311ページ)
  • 発売日:2005-01-01
  • ISBN-10:4122044707
  • ISBN-13:978-4122044708
内容紹介:
「星の輝きよ、わたしを通して万人に届くがいい!」。外国人には吉永小百合はブスにみえる?日本人没個性説に異議あり!など、「現実」のもう一つの姿を見据えて綴ったエッセイ集。「コミュニケーションにおいて、量と質は反比例」「人間は決まり事を創って自分をがんじがらめにするのが好き」。軽妙洒脱な語りのなかに、生きた言葉が光る。

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米原万里展「ロシア語通訳から作家へ」図録

米原万里展「ロシア語通訳から作家へ」図録 2008年10月刊

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