メガネをかける
本書に秘密の話は出てきません――私には秘密なんて何もないから。そういう話を知りたかったのなら、がっかりさせてごめんなさい。でも、すてきな話なら出てくるわ。ちょっとしたいいアイデアも。本書では人生について述べています。自分の人生は自分で作るということについて。鮮やかな色に彩られた人生について。カラフルな人生を自ら創りあげましょう。
私は人生を楽しんでいます。人生はすばらしいものです。私は自分が生きてきたこの人生にとても感謝しています。誰も永遠に若いままではいられません。時を止めることは不可能ですし、私も永遠の若さが欲しいわけではありません。私は生きることを楽しんでいます。人との出会いを、新しい経験を、仕事を楽しんでいます。楽しめないものはほとんどありません。ひょっとしたら、これには秘訣があるのかしら?
人生は楽しまなくては損。
天然色(テクニカラー)の人生を生きる
なぜって?色には力があるから。人の心を動かす力が。色は人の感情や考え方やものの見方に確実に影響を与えます。色で性格もわかるのです。誰しも惹かれる色というものがあります。その色が人それぞれの性格を表しているのです。
私の場合は、華やかなチャイニーズレッドとターコイズブルー――とはいえ、思わず惹かれてしまう色はこの2色以外にもありますし、それはそのときの気分で変わったりもします。あなたは何色に惹かれますか?
人生は虹色
人生には色が必要です。人生を単調に感じるときもあります――また、生きていればたまらなくつらい日も、たったひとりで荒野をさまよっているような気分になる日もあります。だからこそ色が必要なのです。そんな日々に色を加えてみましょう……元気が出る色を。色は自信を与えてくれます。色は人生にいいことを引き寄せてくれます。運気を上げてくれるのです。願ってもないことではないでしょうか。色は人生に大いに活用すべきものだと、私は思っています。人生を刺激するすばらしいものだと。人生をともに生きる力強い相棒だと。色のない人生など考えられません。色は私たちに贈られたすてきなギフトなのです。うまく活かしましょう。色には人生に影響を与える力があるのだから。
人生は何色にでも染まります。あなたの望む色になります。望む色のついた人生にはたくさんの幸せが訪れます。どうかこのことを心に留めておいてください。
[書き手]アイリス・アプフェル