八木書店出版部の書評/解説/選評一覧
- 『楽只堂年録 第9』(八木書店)宮川 葉子
『楽只堂年録』完結をめぐってはじめに『楽只堂年録』は、柳沢吉保(1658~1714)の公用日記である。原本は、財団法人郡山城史跡・柳沢文庫保存会、…
自著解説 - 『連歌巻子本集 2』(八木書店出版部)尾崎 千佳
明智光秀・細川幽斎等の戦国武将と親交を結び、天下人秀吉に接近した連歌師紹巴(じょうは)。宿願成就の力が宿ると信じられた紹巴の連歌は、いわば…
自著解説 - 『日本古代の文書行政: 正倉院文書の形成と復原』(八木書店出版部)矢越 葉子
「ハンコ文化」と称されるほど印が広く一般に利用されるようになったのは江戸時代以降とされる。それでは、それ以前の社会ではどうであったのか。 …
自著解説 - 『芭蕉集 自筆本・鯉屋物』(八木書店出版部)大橋 正叔
芭蕉の高弟で後援者でもあった杉山杉風(さんぷう)の家に代々伝わった芭蕉関連資料は、杉山家の屋号から「鯉屋物」と称され、稀有な芭蕉真蹟(自筆…
自著解説 - 『花月日記1』(八木書店出版部)岡嶌 偉久子
史料纂集古記録編『花月日記』は、江戸幕府老中筆頭であった松平定信の自筆日記である。「寛政の改革」後、引退して白河藩下屋敷に隠棲して以降、17…
自著解説 - 『日本書紀の誕生: 編纂と受容の歴史』(八木書店)河内 春人
今からちょうど1300年前の720年、日本最初の正史として『日本書紀』本文30巻、系図1巻ができあがった。系図こそ散逸したが、本文30巻は書き写され、…
本文抜粋 - 『梁塵秘抄詳解: 神分編』(八木書店)永池 健二
後白河法皇が自らまとめた『梁塵秘抄』。その「神分」編に収められる今様神歌全35首に歌われたのは、威厳ある大社に祀られる大神から、祟りなす悪神…
自著解説 - 『氏経卿神事記 (史料纂集 古記録編)』(八木書店古書出版部)比企 貴之
『史料纂集古記録編 氏経卿神事記』は、全2冊からなる、15世紀前半から末期にかけての伊勢神宮(内宮)の禰宜のひとりである荒木田(藤波)氏経とい…
自著解説 - 『リオ・デ・ジャネイロ国立図書館蔵 日葡辞書』(八木書店)白井 純
400年前の戦国時代の日本語を知る最重要資料『日葡辞書』。2018年、中南米大陸ブラジルで初めて発見された日本のキリシタン版辞書を、高精細・原寸カ…
自著解説 - 『中世天皇家の作法と律令制の残像』(八木書店)久水 俊和
およそ600年前の室町時代、京都。その「常識」を覆し、荒廃する大内裏の官庁街であっても、国家的機能を十分に果たしていたことを明らかに。各種文献…
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