1968年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。書評家。書評・評論書の著書に『読み出したら止まらない! 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)、『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『スギエ×フジタのマルマル読書』(幻冬舎plus+。藤田香織との共著)など。演芸関係の共著として『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA。桃月庵白酒との共著)、『“絶滅危惧職”講談師を生きる』(新潮社。神田松之丞との共著)がある。2008年から2011年まで都内公立小学校のPTA会長として活動した経験は『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)として単行本化。その他『バトル・ロワイアル2 鎮魂歌』(太田出版)、『外事警察 その男に騙されるな』(イースト・プレス)などのノヴェライズ多数。
- 著作:
- 『笑い犬』(講談社)杉江 松恋
会社に裏切られた“負け犬男”が絶望のどん底から挑む“大逆襲”乙石銀行中野坂上支店長の芳賀陽太郎は、懲役二年の実刑判決を受けて塀の向こうへ落ちた…
書評 - 『耳をふさいで夜を走る』(徳間書店)杉江 松恋
男の目的は三人の女たちを確実に殺し さらに絶対に捕まらないことーー驚嘆の殺人計画が静寂の闇を切り裂く岸田麻理江、楠木幸、谷田部仁美。並木直…
書評 - 『血戦 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京2』(講談社)杉江 松恋
代議士の椅子を巡り同族内に生じた反目 権力の頂点を目指す白熱の選挙戦が疾走!!人間がおのれの欲望を剥き出しにして争う現場など、なかなかお目に…
書評 - 『インビジブルレイン』(光文社)杉江 松恋
従来の強いタイプとは一味違った心弱さもあわせもつ女性刑事がひたむきに闘う愛おしさ東京・東中野のマンションで惨殺死体が発見された。殺された小…
書評 - 『悲嘆の門』(新潮社)杉江 松恋
街に起きる小さな異変が猟奇殺人と絡み合う。稀代の作家の魅力がすべて詰まった大長篇宮部みゆきの小説を読むと、一ページ、いや、一行目からもう動…
書評 - 『或るろくでなしの死』(KADOKAWA/角川書店)杉江 松恋
俗情と詩情を往復し、怒りと哀しみに満ちた言葉を紡ぎ出す作家の死を主題とした短篇集〈俺〉は金で仕事を請け負う殺し屋だ。ある町で標的を始末した…
書評
オリヴィエ・ゲーズ『ヨーゼフ・メンゲレの逃亡』(東京創元社)、ジェフリー・ディーヴァー『ブラック・スクリーム』(文藝春秋)、ムア・ラファティ『六つの航跡』(東京創元社)
杉江 松恋読書日記クリス・ウィタカー『消えた少年』(集英社)、エイドリアン・マッキンティ『サイレンズ・イン・ザ・ストリート』(早川書房)、カレン・M・マクマナス『誰かが嘘をついている』(東京創元社)
杉江 松恋対談・鼎談ドナルド・E・ウェストレイク『さらば、シェヘラザード』(国書刊行会)、カレン・クリーヴランド『要秘匿』(早川書房)、ジョー・イデ『IQ』(早川書房)
杉江 松恋対談・鼎談キャサリン・ライアン・ハワード『遭難信号』(東京創元社)、ラグナル・ヨナソン『極夜の警官』(小学館)、ギョーム・ミュッソ『ブルックリンの少女』(集英社)
杉江 松恋対談・鼎談【ノワール作家ガイド】「ノワール小説の系譜の中の重要人物」ウィリアム・マッギヴァーン『ビッグ・ヒート』(東京創元社)、『殺人のためのバッジ』(早川書房)、『悪徳警官』(東京創元社)
杉江 松恋作家論/作家紹介【ノワール作家ガイド】エルモア・レナード『野獣の街』『ラブラバ』『キルショット』
杉江 松恋作家論/作家紹介