書評

『夫婦善哉』(講談社)

  • 2021/10/26
夫婦善哉 / 織田 作之助
夫婦善哉
  • 著者:織田 作之助
  • 出版社:講談社
  • 装丁:文庫(294ページ)
  • 発売日:1999-05-10
  • ISBN-10:4061976621
  • ISBN-13:978-4061976627
内容紹介:
しっかり者の新地の芸者蝶子は若旦那柳吉と駆落して所帯を持ち、甲斐性なしの夫を支えて奮闘する―大阪の庶民の人情を自在な語り口で描いて新進作家の地位を確立した「夫婦善哉」のほか、「放浪」「勧善懲悪」「六白金星」「アド・バルーン」、評論「可能性の文学」。作家生活僅か七年、裏町人生のニュアンスに富んだ諸相を書き続けて急逝した織田作之助の代表作六篇を収録。
ジュンク堂吉祥寺店には週2回は遊びに来ていた。2ヶ月前までは。いまは大阪に住んでいる。通勤途中の鶴橋駅で毎日乗換える。ホームまで焼肉の煙でもうもうと充満し、駅間の路上にはたい焼きやたこ焼きの店が犇めきあう。とにかく食欲をそそる街だ。戦前のミナミが舞台の『夫婦善哉』には「うまいもん」が大量に出てくる。ドテ焼き、粕饅頭、どじょう汁、皮鯨汁、関東煮、鯛の皮の酢味噌、かやく飯……。読んでいて腹がへる。

夫婦善哉 / 織田 作之助
夫婦善哉
  • 著者:織田 作之助
  • 出版社:講談社
  • 装丁:文庫(294ページ)
  • 発売日:1999-05-10
  • ISBN-10:4061976621
  • ISBN-13:978-4061976627
内容紹介:
しっかり者の新地の芸者蝶子は若旦那柳吉と駆落して所帯を持ち、甲斐性なしの夫を支えて奮闘する―大阪の庶民の人情を自在な語り口で描いて新進作家の地位を確立した「夫婦善哉」のほか、「放浪」「勧善懲悪」「六白金星」「アド・バルーン」、評論「可能性の文学」。作家生活僅か七年、裏町人生のニュアンスに富んだ諸相を書き続けて急逝した織田作之助の代表作六篇を収録。

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生活考察 2014年2月24日Vol.05

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