書評

『1974フットボールオデッセイ』(双葉社)

  • 2026/06/23
1974フットボールオデッセイ / 西部 謙司
1974フットボールオデッセイ
  • 著者:西部 謙司
  • 出版社:双葉社
  • 装丁:単行本(232ページ)
  • 発売日:2006-04-01
  • ISBN-10:4575298859
  • ISBN-13:978-4575298857
内容紹介:
74年W杯西ドイツ大会決勝、西ドイツ対オランダ。大会を席巻し、サッカーの流れを変えた“未来のチーム”オランダは、なぜ敗れたのか?勝利した西ドイツの選手さえも「わからない」と発言した伝説… もっと読む
74年W杯西ドイツ大会決勝、西ドイツ対オランダ。大会を席巻し、サッカーの流れを変えた“未来のチーム”オランダは、なぜ敗れたのか?勝利した西ドイツの選手さえも「わからない」と発言した伝説の試合の謎がいま、解き明かされる。「観る」だけでは分からない、サッカーの奥深さがここにある。

目次
第1章 1974年7月7日
第2章 若駒
第3章 トータルフットボール
第4章 皇帝
第5章 反逆の季節
第6章 薄氷のルート
第7章 ファイナル

ひと味違うサッカー小説

ドイツ・ワールドカップが近づいて、サッカー本は再び活況を呈している。特定の選手に光を当てたもの、戦術や国民性にこだわったもの、いろいろだ。だが、この本は一味違っている(ALLREVIEWS事務局注:本書評執筆年は2006年)。

一九七四年。ワールドカップ、西ドイツ大会。決勝は地元西ドイツとオランダのカードだった。ベッケンバウアーやゲルト・ミュラーを擁する西ドイツに対して、ヨハン・クライフという不世出の天才を抱えたオランダ。だが、圧倒的な力をみせつけて勝ち上がってきたオランダは、1―2で西ドイツに敗れた。どうして敗れたのか。「トータルフットボール」という、その後のサッカーの世界を席巻することになる革命的戦法を身につけたチームは、なぜ、負けたのか。

著者は、その謎を解き明かすために主だった選手へのインタビューを敢行し、三十二年の時間を超えて、その決勝戦へと肉薄する。

そう、これは小説である。登場人物の二十二人+アルファをきちんと動かして、紙の上で、三十二年前の決勝を再現しようとしている。ヨーロッパサッカーに通暁した著者だからこそ書くことができた、異色のサッカー小説である。


1974フットボールオデッセイ / 西部 謙司
1974フットボールオデッセイ
  • 著者:西部 謙司
  • 出版社:双葉社
  • 装丁:単行本(232ページ)
  • 発売日:2006-04-01
  • ISBN-10:4575298859
  • ISBN-13:978-4575298857
内容紹介:
74年W杯西ドイツ大会決勝、西ドイツ対オランダ。大会を席巻し、サッカーの流れを変えた“未来のチーム”オランダは、なぜ敗れたのか?勝利した西ドイツの選手さえも「わからない」と発言した伝説… もっと読む
74年W杯西ドイツ大会決勝、西ドイツ対オランダ。大会を席巻し、サッカーの流れを変えた“未来のチーム”オランダは、なぜ敗れたのか?勝利した西ドイツの選手さえも「わからない」と発言した伝説の試合の謎がいま、解き明かされる。「観る」だけでは分からない、サッカーの奥深さがここにある。

目次
第1章 1974年7月7日
第2章 若駒
第3章 トータルフットボール
第4章 皇帝
第5章 反逆の季節
第6章 薄氷のルート
第7章 ファイナル

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初出メディア

日本経済新聞

日本経済新聞 2006年5月10日

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