出口 治明HARUAKI DEGUCHI
公式サイト: http://www.apu.ac.jp/home/
立命館アジア太平洋大学(APU)学長、ライフネット生命 創業者。1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命に入社。2006年にネットライフ企画株式会社設立、2008年に生命保険業免許を取得してライフネット生命保険株式会社に社名変更、2012年上場。10年にわたって社長・会長を務める。2018年にAPU学長に就任…もっと読む
中央集権、誕生のプロセス描く対外的な意味で「日本」という国号が定まったのは703年のことである。本書は、663年の白村江(はくそんこう)での敗戦…
海上帝国までのダイナミックな道本書は「シリーズ中国の歴史」(全5巻)の第2巻である。このシリーズは中国を、草原、中原(華北)、江南、海域の四…
聖書を伝える文章語がはじまり「初めに言があった」。ヨハネによる福音書の書き出しだ。言葉は文化でもある。本書は古代スラヴ語から読み解く東ヨー…
「俺様キャラ」で栄華空間を演出中世に、武家でありながら太政大臣に昇った2人の魅力的な政治家がいた。平清盛と足利義満である。この2人には共通点…
たくさんの人に会い、たくさん本を読み、多くの旅を重ねる。人間は「人・本・旅」でしか賢くなれない動物だと僕は思っている。ホモ・モビリタス(移…
新書で読む東西の哲学の地平最近、新書が熱い。『世界哲学史』全8巻、一昔前なら岩波講座の出番ではなかったか。ここでいう「世界」とは西洋から拡…
愛娘が描くビザンツ皇帝の素顔1071年は東ローマ帝国にとって災禍の年だった。南イタリアをノルマン人の首領、ロベルトに奪われ、アナトリアでセルジ…
中世の豊かさ伝える魅惑の群像13世紀はとても面白い世紀だ。ローマ皇帝の英傑フェデリーコ2世、モンゴル帝国のクビライ・カアン、イスラームの英雄…
常識吹き飛ばす「ごっつい」やつ気分転換を図りたい時や疲れを感じた時、ページを開くのは『よりぬきサザエさん』か『いじわるばあさん』と相場が決…
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甲骨文字から歴史解読遥か昔の物語には、何故かロマンをそそられる。チョガ・ザンビールのジッグラトに登った時、また、殷墟(きょ)の王墓を訪ねた…
小さい頃から図鑑を見るのが大好きだった。保育社の原色図鑑シリーズには随分お世話になった。本書は、新種100種の図鑑である。地球上には、名前のつ…
三つの物語に石の円環書名を一瞥(いちべつ)しただけで、もうこれは読むしかないと観念させられるタイプの本がある。サブタイトルに紅楼夢の文字を…
空白埋める傑作評伝大航海時代(もっとも鄭和(ていわ)艦隊に比べれば小航海に過ぎない)の16世紀前半のヨーロッパは、個性豊かな君主たちがひしめ…
歴史の緩やかな連続人間は、パウロの回心のように、画期的な出来事があって初めて次のステージへ進めるという思考に囚われ易い。「起業を目指したき…
真の善への道を論述かつて「コンスタンティヌスの寄進状」と呼ばれた世紀の偽書があった。8世紀に教皇庁によって偽造された文書で、ピピンの寄進や…