『教養としての神道: 生きのびる神々』(東洋経済新報社)
橋爪 大三郎
本書はとてもバランスがよい。目配りも周到だ。神道をまず理解するのに、持って来いの一冊である。著者は宗教学の島薗進氏。国家神道の著書も多い。…
書評
著書に『仏教の言説戦略』(勁草書房)、『世界がわかる宗教社会学入門』(ちくま文庫)、『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『社会の不思議』(朝日出版社)など多数。近著に『裁判員の教科書』(ミネルヴァ書房)、『はじめての言語ゲーム』(講談社)がある。
本書はとてもバランスがよい。目配りも周到だ。神道をまず理解するのに、持って来いの一冊である。著者は宗教学の島薗進氏。国家神道の著書も多い。…
フロイトはよく旅をした。そしてど忘れ/記憶違い/言い違い/読み違い/…をした。それらを掘り下げ心の奥底をのぞき込もうとする。冒頭の事例が印象…
身体性をそなえた言葉を武器に生誕一○○年を機に編まれた新論集。一九六○年代の文章を主に九篇を集めた。鶴見俊輔氏は、戦後日本に輝く傑出した知性…
ビーズのように繋ぐ知性の洞察「<世界史>の哲学」シリーズ8冊目『現代篇1』。20世紀に変容する近代の全貌を明かす。本書のテーマはファシズムだ。…
明治から続く、精神形成の伝統「修養」とは≪主体的に自己の精神的成長を目指して努力する≫こと。教養が学歴エリート向けなのに対し、修養はもっと日…
共振する文章 近代日本の精神史を通覧近来まれな批評の力作だ。雑誌『すばる』の連載が元だそうで原稿用紙一○○○枚ある。分厚い。格闘の相手は政治学…