『小林秀雄、吉本隆明、福田恆存――日本人の「断絶」を乗り越える』(ビジネス社)

橋爪 大三郎
文芸批評家はもう絶滅危惧種なのかもしれない。本書の読後感だ。小林秀雄、吉本隆明、福田恆存。俊英の批評家が全力を傾け、文学の批評を通じて日本…
書評
著書に『仏教の言説戦略』(勁草書房)、『世界がわかる宗教社会学入門』(ちくま文庫)、『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『社会の不思議』(朝日出版社)など多数。近著に『裁判員の教科書』(ミネルヴァ書房)、『はじめての言語ゲーム』(講談社)がある。
文芸批評家はもう絶滅危惧種なのかもしれない。本書の読後感だ。小林秀雄、吉本隆明、福田恆存。俊英の批評家が全力を傾け、文学の批評を通じて日本…
とってもまっとうな税金と国家財政の話。全国民の必読書である。二○二五年度予算の政府案は歳出約一一五兆円。対する税収等は約八六兆円。差額三○兆…
目的で手法を変える、脱固定概念論理と論理的思考は別ものである。この発見から拡がる世界。前向きにモデルを構築していく。発端は著者のアメリカ留…
東京成城の高級老人ホームは入居一次金が最高四・七億円で、入居後も二人で毎月六○万円払うという。金融資産五億円以上の超富裕層は日本で九万世帯。…
著者は気鋭の宇宙論学者(コスモロジスト)。なぜ宇宙はこんなふうか、銀河はどうできたか、コンピュータでシミュレーションして研究。その楽屋裏に…
シオニズムとユダヤ教を区別するユダヤ教とシオニズムはまるで別もの。むしろ正反対だ。--この重大な前提から議論が始まる。イスラエル建国の裏側…