![辻原 登](/api/image/square/360/images/upload/2017/10/0db94926f85bb34bf5d516f511f4a3de.jpg)
1945年和歌山県生まれ。1990年「村の名前」で芥川龍之介賞、1999年『翔べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞、2005年『枯葉の中の青い炎』で川端康成文学賞、2011年『闇の奥』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。地の作品に『許されざる者』、『韃靼の馬』、『冬の旅』、『寂しい丘で狩りをする』など。
- 著作:
辻原 登の書評/解説/選評
- 『桧原村紀聞: その風土と人間』(平凡社)辻原 登
遠き村、近き村数馬、川乗はまあ読めるとして、笛吹、人里というのはどうだろうか。いずれも東京都西多摩郡檜原村にある地名で、ウズシキ、ヘンボリ…
書評 - 『帰っていいのよ、今夜も: 新・愛人時代』(朝日新聞出版)辻原 登
右往左往する男たち読んでいてやたらうなずいたりほくそ笑んだりしてしまう本がある。そのての本が、というより読書が、よい読書か悪い読書かはさて…
書評 - 『樹の上の草魚』(講談社)辻原 登
タブー菌と恋愛小説恋は障害を食って拡大再生産される。読者はいつも恋愛小説に飢えているのに、それがなかなか供給されない。供給側(小説家)にも…
書評 - 『瑠璃菊の女: 旗本絵師描留め帳』(ベネッセコーポレーション)辻原 登
元祿捕物帳久しぶりに捕物帳を読んだ。それも最新の捕物帳だ。女流、小笠原京の『瑠璃菊(るりぎく)の女』。これは『旗本絵師描留(えがきと)め帳…
書評 - 『ヴィヴィアン・リー』(文藝春秋)辻原 登
たぐいまれな美女の灰『風と共に去りぬ』は、映画も原作もずっと縁がなかった。あれは七十ミリ版が封切りされたころだったか、原題は、風に散った、…
書評 - 『ときにはハリウッドの陽を浴びて: 作家たちのハリウッドでの日々』(研究社)辻原 登
ときには映画の光を浴びて映画はとにかく光なのだ。電気の強烈な光源から発せられた光(と影)を放射線のように浴びて、頭のいかれてしまった少年少…
書評
辻原 登の読書日記/コラム/対談・鼎談