つい行ってみたくなる旅の愉しみのなかに、地名の探索ということがある。たとえばイギリス旅行の友『The meaning of English place names』(Edward…
ストクラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(P・コーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で92年国際交流奨励賞等受賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で93年講談社エッセイ賞受賞。古典論、エッセイ、
小説、歌曲の詩作、能楽、書評、料理書等、著書多数。近年は『往生の物語』(平凡社新書)『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)等古典の評解書を多く執筆し、『謹訳源氏物語』(全十巻、祥伝社)で2013年毎日出版文化賞
特別賞受賞。近著『謹訳平家物語』(全四巻、祥伝社)、『巴水の日本憧憬』(河出書房新社)、『役に立たない読書』(集英社インターナショナル新書)、『(改訂新修)謹訳源氏物語』(祥伝社文庫)。『源氏物語の楽しみかた』(祥伝社新書)最新刊『謹訳徒然草」(祥伝社)
つい行ってみたくなる旅の愉しみのなかに、地名の探索ということがある。たとえばイギリス旅行の友『The meaning of English place names』(Edward…
灯火親しむの候今年は順調に秋がやってきた、という感じがする。もともと、旧暦の七夕が過ぎ、お盆が過ぎ、御先祖の御霊も常世(とこよ)のほうへお帰…
天下の怪名著鹿島茂という人には、いつも驚かされる。本書また、一読殆ど気絶しそうに面白いのに驚いた。読み始めたら最後、いわゆる巻を置く能わず…
うーむ、これはもったいない小宮正安さんは篤学の士である。そのいっぽうで、ヨーロッパの音楽に通暁した教養人でもある。さて、私どもは、モーツァ…
亡び去りしものへの挽歌北杜夫の『どくとるマンボウ青春記』は我が愛読の書であるが、その興味津々たる所以は、著者が松本高校の学生になって、様々…
飄々たる名文の禅味薄田泣菫という詩人は、その実、詩人としてよりも、随筆家として巨大な足跡を残した人であった。私の愛読書のなかの愛読書『茶話…