
健全な若き魂 後に慶応義塾の名塾長と謳われ、皇太子殿下の御養育にも当った小泉信三の青年時代の日記がこのほど初めて公開された(ALL REVIEWS事務…
ストクラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(P・コーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で92年国際交流奨励賞等受賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で93年講談社エッセイ賞受賞。古典論、エッセイ、
小説、歌曲の詩作、能楽、書評、料理書等、著書多数。近年は『往生の物語』(平凡社新書)『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)等古典の評解書を多く執筆し、『謹訳源氏物語』(全十巻、祥伝社)で2013年毎日出版文化賞
特別賞受賞。近著『謹訳平家物語』(全四巻、祥伝社)、『巴水の日本憧憬』(河出書房新社)、『役に立たない読書』(集英社インターナショナル新書)、最新刊『(改訂新修)謹訳源氏物語』(祥伝社文庫)。
健全な若き魂 後に慶応義塾の名塾長と謳われ、皇太子殿下の御養育にも当った小泉信三の青年時代の日記がこのほど初めて公開された(ALL REVIEWS事務…
実に以て面白しこのごろ読んだ書物のなかで、もっとも面白く、含蓄に富んだものはなんだと聞かれたら、私は躊躇なくこう答えるであろう。「それは嵐…
わが密かな愛読書この本は、昨日今日出版された新しい本ではない。1997年、もう四年も前のものである(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は2001…
活き活きと能を見たい人へ能は難しい。それは当たり前といえば当たり前である。なにしろ、五百年も六百年も昔の芸能である。ことばも現代の口語とは…
書評を書くようになって、はや十年近く経った。そもそも、最初にこの世界に入り初めたのは、毎日新聞の書評欄を担当したときのことである。そのとき…
なるほどと頷きながら……この二〇〇一年からちょうど百年の昔、一九〇一という年は、日本の近代にとって、とりわけて大切な意味を持っている(ALL RE…