林 望NOZOMU HAYASHI
公式サイト: https://www.rymbow.com/

1949年東京生まれ。作家・国文学者。慶應義塾大学文学部卒業・同大学院博士課程単位修了満期退学(国文学専攻)。ケンブリッジ大学客員教授、東京芸術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社)で91年日本エッセイ
ストクラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(P・コーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で92年国際交流奨励賞等受賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で93年講談社エッセイ賞受賞。古典論、エッセイ、
小説、歌曲の詩作、能楽、書評、料理書等、著書多数。近年は『往生の物語』(平凡社新書)『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)等古典の評解書を多く執筆し、『謹訳源氏物語』(全十巻、祥伝社)で2013年毎日出版文化賞
特別賞受賞。近著『謹訳平家物語』(全四巻、祥伝社)、『巴水の日本憧憬』(河出書房新社)、『役に立たない読書』(集英社インターナショナル新書)、『(改訂新修)謹訳源氏物語』(祥伝社文庫)。『源氏物語の楽しみかた』(祥伝社新書)最新刊『謹訳徒然草」(祥伝社)


かなしい自棄っぱち正岡子規が『歌よみに与うる書』を書いて、古今集以下の平安朝和歌を罵り去ったことは、夙によく知られている。が、公平な目で見…


こたびの大震災については、さまざまの人がさまざまの本を書いているなかで、鈴木秀子さんの新著『いのちの絆 際震災を生きる』は、ほんとうに好かっ…


いよいよEVの時代来る人後に落ちない自動車運転好きの私が吃驚仰天しているのは、今年になってからの、電気自動車(EV)へのシフトの顕在化である。…


懐かしくも惨憺たる・・・俳人今井聖さんの、これは自伝小説であるが、ほとんど現実そのままなのであろうと想像される。私自身は、今井さんと同世代…


今からでも遅くない『賢い芸人が焼き肉屋を始める理由』を読んだ。これがとても良い本であった。世界的な経済アナリスト岡本和久さんの新著だが、「…


つい行ってみたくなる旅の愉しみのなかに、地名の探索ということがある。たとえばイギリス旅行の友『The meaning of English place names』(Edward…