書評

『失踪当時の服装は』(東京創元社)

  • 2017/10/10
失踪当時の服装は / ヒラリー・ウォー
失踪当時の服装は
  • 著者:ヒラリー・ウォー
  • 翻訳:山本 恭子
  • 出版社:東京創元社
  • 装丁:文庫(344ページ)
  • 発売日:1960-11-01
  • ISBN-10:4488152015
  • ISBN-13:978-4488152017
内容紹介:
一九五〇年三月、アメリカ、マサチューセッツ州の女子大学からロウエル・ミッチェルという美貌の女子学生が失踪した。警察署長フォードは若手の巡査部長と一緒に、長年の経験をたよりに、この雲をつかむような事件に挑む。捜査の実態をリアルに描き、警察小説に新風をおこした問題作! 果して失踪か? 誘か? 殺人か?
一九五〇年三月三日、マサチューセッツ州ブリストルの女子大からマリリン・ロウエル・ミッチェルという女子大生が失踪する。ブリストルの警察署長クランク・フォードが捜査を開始するが、行方は杳として知れない――以下は創元推理文庫の名惹句をそのまま引こう。

はたして失踪か? 自殺か? 他殺か? 誘拐か?

まさしく、このどれか見当のつかないところが荘漠としたミステリであり、圧倒的なおもしろさである。警察捜査の実態をリアルに描いた警察小説の代表作であると同時に、白昼消失ミステリの傑作でもある。コリン・デクスターの『キドリントンから消えた娘』に大きな影響を与えたのではないか?

【新版】
失踪当時の服装は【新訳版】  / ヒラリー・ウォー
失踪当時の服装は【新訳版】
  • 著者:ヒラリー・ウォー
  • 翻訳:法村里絵
  • 出版社:東京創元社
  • 装丁:文庫(366ページ)
  • 発売日:2014-11-28
  • ISBN-10:4488152082
  • ISBN-13:978-4488152086
内容紹介:
雲をつかむような少女失踪事件を、刑事たちが地道な聞き込みと推理、尋問で解き明かしていく。捜査の実態をこの上なくリアルに描いた警察小説の代表的傑作、新訳決定版!

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【この書評が収録されている書籍】
ミステリ絶対名作201  /
ミステリ絶対名作201
  • 出版社:新書館
  • 装丁:単行本(ソフトカバー)(277ページ)
  • 発売日:1995-12-08
  • ISBN-10:4403250106
  • ISBN-13:978-4403250101

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失踪当時の服装は / ヒラリー・ウォー
失踪当時の服装は
  • 著者:ヒラリー・ウォー
  • 翻訳:山本 恭子
  • 出版社:東京創元社
  • 装丁:文庫(344ページ)
  • 発売日:1960-11-01
  • ISBN-10:4488152015
  • ISBN-13:978-4488152017
内容紹介:
一九五〇年三月、アメリカ、マサチューセッツ州の女子大学からロウエル・ミッチェルという美貌の女子学生が失踪した。警察署長フォードは若手の巡査部長と一緒に、長年の経験をたよりに、この雲をつかむような事件に挑む。捜査の実態をリアルに描き、警察小説に新風をおこした問題作! 果して失踪か? 誘か? 殺人か?

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