解説

『ロシアは今日も荒れ模様』(講談社)

  • 2018/04/15
ロシアは今日も荒れ模様 / 米原 万里
ロシアは今日も荒れ模様
  • 著者:米原 万里
  • 出版社:講談社
  • 装丁:文庫(288ページ)
  • 発売日:2001-02-15
  • ISBN:4062730804
内容紹介:
「ロシアとロシア人は退屈しない」そう断言する著者は、同時通訳という仕事柄、彼の地を数限りなく訪れている。そして、知れば知るほど謎が深まるこの国は、書かずにはいられないほどの魅力に満ちあふれている。激動に揺れながら過激さとズボラさ、天使と悪魔が共に棲む国を鋭い筆致で暴き出す爆笑エッセイ。
ソ連崩壊前後から、ロシアという名に戻ってやや立ち直りを見せていたころまでの十数年間、通訳の仕事を通して、とりわけ政府要人(ゴルバチョフやエリツィン)の通訳として、米原万里はこの「天使と悪魔が共に棲む国」のもろもろの事情を鋭く観察していた。その意味で本書は〈爆笑しながら読むロシア現代史〉として、のちのちまで第一級資料として引用されるはずである。

激しく揺れ動くロシアの背後に、米原は繁栄をきわめながらも没落の気配を漂わせている日本の「寒々とした未来」を見ている。いまわたしたちは「日本の寒々とした現在」に心を痛めている。彼女の目はたしかだった。

【この解説が収録されている書籍】
井上ひさしの読書眼鏡 / 井上 ひさし
井上ひさしの読書眼鏡
  • 著者:井上 ひさし
  • 出版社:中央公論新社
  • 装丁:文庫(185ページ)
  • 発売日:2015-10-23
  • ISBN:4122061806
内容紹介:
面白くて、恐ろしい本の数々-。足かけ四年にわたり『読売新聞』読書面に連載された書評コラム「井上ひさしの読書眼鏡」三十四編。そして、藤沢周平、米原万里の本を論じる。著者の遺稿となった書評集。

ALL REVIEWS経由で書籍を購入いただきますと、書評家に書籍購入価格の0.7~5.6%が還元されます。

ロシアは今日も荒れ模様 / 米原 万里
ロシアは今日も荒れ模様
  • 著者:米原 万里
  • 出版社:講談社
  • 装丁:文庫(288ページ)
  • 発売日:2001-02-15
  • ISBN:4062730804
内容紹介:
「ロシアとロシア人は退屈しない」そう断言する著者は、同時通訳という仕事柄、彼の地を数限りなく訪れている。そして、知れば知るほど謎が深まるこの国は、書かずにはいられないほどの魅力に満ちあふれている。激動に揺れながら過激さとズボラさ、天使と悪魔が共に棲む国を鋭い筆致で暴き出す爆笑エッセイ。

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