書評

『戯曲 福島三部作』(而立書房)

  • 2020/02/18
戯曲 福島三部作 / 谷 賢一
戯曲 福島三部作
  • 著者:谷 賢一
  • 出版社:而立書房
  • 装丁:単行本(336ページ)
  • 発売日:2019-11-10
  • ISBN-10:4880594164
  • ISBN-13:978-4880594163
内容紹介:
福島と原発の、50年にわたる政治・経済、そして人間のドラマ。今夏、福島・東京・大阪の三都市で上演、1万人超を動員した話題作。

原発事故、前後紡ぐ問題作

話題の劇団「DULL―COLORED POP」を率いる谷賢一。福島出身の彼が放つ脚本、問題作だ。原発をめぐる3つの時間が舞台を構成する。

第一部は、1961年。福島の双葉町がまだ原発誘致を決議する、少し前だ。東京の大学に通う青年・孝は帰郷し、町の空気が変化しつつあることを嗅ぎ取る。第二部は、85年と86年。第一部から四半世紀が経っている。原発推進派が優勢で、町は政争の最中だが、住民たちはすでにチェルノブイリ原発事故を知っている。

そして、最後に2011年。福島市のとある場所。原発事故から9カ月後。人間たちはポップに生き延びている。若い想像力が時代を縫い合わせる。
戯曲 福島三部作 / 谷 賢一
戯曲 福島三部作
  • 著者:谷 賢一
  • 出版社:而立書房
  • 装丁:単行本(336ページ)
  • 発売日:2019-11-10
  • ISBN-10:4880594164
  • ISBN-13:978-4880594163
内容紹介:
福島と原発の、50年にわたる政治・経済、そして人間のドラマ。今夏、福島・東京・大阪の三都市で上演、1万人超を動員した話題作。

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初出メディア

日本経済新聞

日本経済新聞 2019年12月5日

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