小社は1857年(安政4)の創業以来、人類誕生から現在に至るあらゆる分野の歴史・文化にかかわる出版を中心に歩んでまいりました。この間、明治・大正の『古事類苑』、昭和の『新訂増補国史大系』、昭和・平成の『国史大辞典』など、時代を画する叢書・辞典を出版し、また『人物叢書』や『歴史文化ライブラリー』などの定…もっと読む
- 『沖縄の戦争遺跡: 〈記憶〉を未来につなげる』(吉川弘文館)吉川弘文館
学び・考え・継承していくための手引書戦争体験者が県人口の15%を切り、記憶の継承のあり方が「ヒト」から「モノ」へと変化しつつある。本書は平和…
書評 - 『基地と聖地の沖縄史: フェンスの内で祈る人びと』(吉川弘文館)吉川弘文館
基地に左右される祈りの場周知のように日本の面積のうち沖縄は0・6%に過ぎない。その沖縄に日本にある米軍基地の70%が集中している。今この時点で…
書評 - 『埋葬からみた古墳時代: 女性・親族・王権』(吉川弘文館)吉川弘文館
僕たちは、古墳には1人しか埋葬されていないと思いがちだが、実は複数の人が埋葬されている方が多い。本書は、誰をどのように葬るかという埋葬の原理…
書評 - 『渤海国とは何か』(吉川弘文館)吉川弘文館
古畑徹・金沢大学人間社会研究域歴史言語文化学系教授が、古代中国東北部~朝鮮半島北部に栄えた渤海(ぼっかい)国について記した『渤海国とは何か…
インタビュー - 『文明に抗した弥生の人びと』(吉川弘文館)吉川弘文館
「文明に抗(こう)した」というタイトルに思わず反応した。とても刺激的なフレーズだ。一般的に弥生文化は、大陸の稲作や金属器が取り入れられてで…
書評 - 『皇后四代の歴史: 昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館)吉川弘文館
象徴天皇に直結する本質皇后という存在は、憲法にも明記されず、その意味では天皇の配偶者であるにすぎない。にもかかわらず、時には政治に社会に天…
書評 - 『みる・よむ・あるく 東京の歴史5:中央区・台東区・墨田区・江東区』(吉川弘文館)吉川弘文館
江戸東京の心臓部、中央区の醍醐味二〇一七年一〇月に刊行が開始された『みる・よむ・あるく東京の歴史』シリーズ(全一〇巻)は、三巻までの通史編…
自著解説 - 『日本の食文化 1: 食事と作法』(吉川弘文館)吉川弘文館
キナ粉の力山形県鶴岡市下平形(しもひらかた)の熊木作蔵さん(明治四十五年生まれ)は次のように語っていた。水田稲作は男が取り仕切り、畑作は女…
コラム - 『歴史手帳2019年版』(吉川弘文館編集部)吉川弘文館
二つの壬生と『歴史手帳』の意外な関係いつごろから『歴史手帳』を持ちはじめたかの記憶はない。かなり早くからではないかと思う。というのは、私は…
書評 - 『戊辰戦争の新視点 上: 世界・政治』(吉川弘文館)吉川弘文館
明治150年か、戊辰150年か今年2018年がどのような年として記憶されるのかは、人それぞれに違ってこよう。ただ、百年単位で歴史の画期を捉える「周年…
書評