
小社は1857年(安政4)の創業以来、人類誕生から現在に至るあらゆる分野の歴史・文化にかかわる出版を中心に歩んでまいりました。この間、明治・大正の『古事類苑』、昭和の『新訂増補国史大系』、昭和・平成の『国史大辞典』など、時代を画する叢書・辞典を出版し、また『人物叢書』や『歴史文化ライブラリー』などの定…もっと読む
『水洗トイレは古代にもあった〈新装版〉: トイレ考古学入門』(吉川弘文館)
黒崎 直トイレ考古学 扉ひらく ―全国の遺構をまたにかけ、排泄の文化史を洗い出す―今も昔も人は皆、排泄(はいせつ)をする。だから古代の遺跡にもその痕跡…
自著解説
『藤原彰子』(吉川弘文館)
本郷 恵子摂関政治を支えた「国母」摂関政治は、天皇の母方親族であることを根拠に、天皇の政務を補佐・代行し、権力を握る方式だった。表舞台に立って政治を…
書評
『戦争に隠された「震度7」〈新装版〉: 1944東南海地震・1945三河地震』(吉川弘文館)
荻上 チキ教訓の継承を阻む報道規制1944年の東南海地震、45年の三河地震。いずれも震度7相当の大きな揺れに襲われ、津波も発生し、多くの犠牲者を出した大災…
書評
『天下人の時代』(吉川弘文館)
杉山 正明近世政治史の新たな地平「江戸時代の政治史はこんなに遅れているのか」。あとがきはやや衝撃的な独白から始まる。織豊政権から江戸時代にかけて、日…
書評
『織田信長』(吉川弘文館)
松尾 剛次英雄視せず等身大に描く日本歴史上における「英雄」を挙げろといわれれば、戦国武将の織田信長(1534~82年)は必ずその一人に入るであろう。信長は…
書評
『史書を読む』(吉川弘文館)
上野 誠立ち帰るべき場所本書が最初に刊行されたのは、1981年だが、今、読んでも古びないのだ。この間、研究は日進月歩であったにも拘らずである。やはり、…
書評
『変貌する清盛―『平家物語』を書きかえる』(吉川弘文館)
高橋 千劔破“おごる平家”を検証する「平家物語」は、日本の物語文学史上、最高傑作の一つといわれる。そこから派生した文学、芸能作品は、中世以降、現代に至る…
書評
『戸籍が語る古代の家族』(吉川弘文館)
呉座 勇一別居か同居か「伝統」の再考を古代日本の律令国家は中国を手本に、戸籍によって国民を管理した。もちろん古代の戸籍が全て現存しているわけではなく…
書評
『〈謀反〉の古代史: 平安朝の政治改革』(吉川弘文館)
春名 宏昭政治家や官僚にまつわるニュースは、良きにつけ悪しきにつけ事欠かない。特に官僚は「大臣よりえらい高級官僚」などと揶揄されることもしばしば。こ…
前書き
『朝廷の戦国時代』(吉川弘文館)
神田 裕理影の薄い天皇と公家衆二〇一九年四月三十日、明仁天皇の生前譲位による「御代替(おだいが)わり」により、三十年と百十三日間続いた「平成」の時代…
前書き
『細川忠利: ポスト戦国世代の国づくり』(吉川弘文館)
山内 昌之創業者と後継者創業者と後継者との関係はいつの時代も厄介なものだ。戦国期を駆け抜け江戸時代にも活躍した細川忠興のように、耳に快い称賛ばかりに…
書評
『日本の食文化 1: 食事と作法』(吉川弘文館)
小川 直之食の在り方を見直す――出版のきっかけを教えてください。このシリーズは出版社の吉川弘文館から持ちかけられました。古い歴史を持つ、老舗の同社は歴…
インタビュー
『大嘗祭と古代の祭祀』(吉川弘文館)
岡田 莊司令和の即位と改元、そして大嘗祭へ平成最後の日の夕刻、退位の礼が皇居正殿松の間で行われた。静寂のなかで御前を歩む靴の足音が響くなか、厳粛な所…
内容紹介
『皇位継承の中世史: 血統をめぐる政治と内乱』(吉川弘文館)
出口 治明現代に連なる皇室の祖型たどる平成から令和への代替わりが滞りなく終了した。本書は、皇位継承の問題を軸に古代から中世末までの政治史像を体系的に…
書評
『牛車で行こう!: 平安貴族と乗り物文化』(吉川弘文館)
橋本 麻里平安貴族のリアリティー実感牛車(ぎっしゃ)の車種とそれにふさわしい身分・階層。牛車のスピード。他人と同乗する際のルール。現代生活に限りなく…
書評
『事典 日本の年号』(吉川弘文館)
小倉 慈司「令和」難陳二〇一九年五月一日に三〇年ぶりとなる改元が実施された。新元号は「令和(れいわ)」である。今回の改元は日本国憲法(にほんこくけん…
自著解説
『石田三成伝』(吉川弘文館)
中野 等貶められた人物像とその実像豊臣政権を「五奉行」の一人として支えた石田三成は秀吉亡き後、徳川家康と争い、「関ヶ原」合戦に敗れてその責めを負う…
前書き
『たたら製鉄の歴史』(吉川弘文館)
角田 徳幸たたらのイメージもののけ姫にみるたたら『もののけ姫』、宮崎駿監督のこのアニメ映画は、今ではたたらの代名詞である。森の木々を伐り倒し、山を…
前書き
『考証 東京裁判: 戦争と戦後を読み解く』(吉川弘文館)
吉川弘文館空前絶後の裁判極東国際軍事裁判。東京の市ヶ谷で開催されたこの裁判は、一般には東京裁判と呼ばれている。日本が行った侵略戦争や残虐行為に関して…
前書き
『海外戦没者の戦後史: 遺骨帰還と慰霊』(吉川弘文館)
吉川弘文館戦争責任をめぐる真の議論の土台先の大戦の戦没者を、国家はいかに追悼すべきなのか。この問題について2013年に、日本とアメリカの当局者間で演じら…
書評


















