1964年、岐阜県生まれ。作家、仏文学者。現在、早稲田大学文学学術院教授。主な著書として、『郊外へ』『おぱらばん』『熊の敷石』『雪沼とその周辺』『未見坂』『河岸忘日抄』『めぐらし屋』『なずな』『燃焼のための習作』『その姿の消し方』、書評・批評集として、『書かれる手』『本の音』『彼女のいる背表紙』『余りの風』『振り子で言葉を探るように』などがある。〈プロフィール写真撮影:森清〉
- 著作:
堀江 敏幸の書評/解説/選評
- 『魂の声をあげる 現代史としてのラップ・フランセ』(アプレミディ)堀江 敏幸
政治と異なる言葉と音楽で意識を覚醒ラップ・フランセ、すなわち英語ではなくフランス語で書かれ、フランス語圏で力を得たラップとはどういうものか…
書評 - 『ドガ ダンス デッサン』(岩波書店)堀江 敏幸
終わりなき問い「絵画の床を重視」セザンヌやルノアールの回想録でも知られる画商アンブロワーズ・ヴォラールは、ドガとも生涯にわたってつきあいが…
書評 - 『孤島』(筑摩書房)堀江 敏幸
大学に入って間もない頃、ジャン・グルニエの『孤島』を買った。いまはなき竹内書店新社から一九七九年に出た改訂版第一刷である。フランス文学に興…
書評 - 『小さくも重要ないくつもの場面』(白水社)堀江 敏幸
わたしは誰?戻すことのできない何かどの頁(ページ)を開いても、なにかがずっと耳もとでささやいている気がする。風が、空が、木々が、星が、鳥や…
書評 - 『私の作家評伝』(中央公論新社)堀江 敏幸
生きているかのように語られる16人明治から昭和にかけての作家の生涯と作品を溶け合わせるかのように語られた全十七篇、一行四十字詰め十七行で組ま…
書評 - 『三十九階段』(東京創元社)堀江 敏幸
日常にこそ潜む「冒険の小さな鍵」ヒッチコックが映画化したことでも知られるジョン・バカンの『三十九階段』は一九一五年に発表されているのだが、…
書評
堀江 敏幸の読書日記/コラム/対談・鼎談