1973年生まれ。編集者・コラムニスト。コンピュータ雑誌記者を経て、フリーに。メディア論、都市論、書評の分野などで活動。主な著書は『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)、『東京どこに住む』(朝日新書)、『東京β』(筑摩書房)など。TOKYO FM『速水健朗のクロノス・フライデー』でパーソナリティをつとめている。もっと読む
- 『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』(サンマーク出版)速水 健朗
“あなたは変われる”と誘惑開脚するためのストレッチ法の本が大ヒット中。人々は、なぜ突然開脚に目覚めたのか。脚がベタッと開いたからといって何か…
書評 - 『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -』(ワニブックス)速水 健朗
「ミニマリスト」その先にはモノを持つとはどういうことか? 本棚いっぱいに本を並べることは、知性を誰かに誇示する行為。アップル製品を身につけ…
書評 - 『火星の人』(早川書房)速水 健朗
茶目っ気たっぷりの科学者有人火星探査のミッション中の事故で宇宙飛行士のマークは、たった1人で火星に取り残される。次に火星探査船が来るのは4年…
書評 - 『【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし (NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ 大橋鎭子の本)』(暮しの手帖社)速水 健朗
行動力とビジョン伴った人雑誌『暮しの手帖』は、文章からカット、デザインまですべて自らで行ったカリスマ編集者の花森安治の存在抜きには語り得な…
書評 - 『「だから、生きる。」』(新潮社)速水 健朗
かっこ悪い日常にこそ価値つんく♂は、喉頭(こうとう)がん治療に伴う声帯全摘出術により声を失った。彼は手術の直前、幼い3人の子どもたちに自分の…
書評 - 『たった1日で声まで良くなる話し方の教科書』(東洋経済新報社)速水 健朗
感情で相手をコントロール会話術、コミュニケーションスキルの本が売れている。かつては、鉄板のスピーチネタのようなものが求められたが、いまどき…
書評 - 『キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え!』(講談社)速水 健朗
硬直した組織を地方から変革モノを売るのは、難しい。その必勝法が記された本があればよく売れる。さて本書も売れているようだが中身はどうだ。本書…
書評 - 『23区格差』(中央公論新社)速水 健朗
一極集中と人口減の関係は「東京一極集中」とはいうが、その実体はいかに? 内実を見ると、とても東京を一括(くく)りにできないことがわかる。本…
書評 - 『ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女』(早川書房)速水 健朗
通底する少数派への配慮世界的なベストセラーとなったスウェーデンミステリーの第4弾。オリジナル原作者であるラーソン氏は、ヒットを知らないまま…
書評 - 『第2図書係補佐』(幻冬舎)速水 健朗
お笑いと文学、意外な近さ芥川賞を受賞した又吉直樹『火花』は、純文学作品として前代未聞のベストセラー。お笑い芸人と権威ある文学賞の間にはギャ…
書評 - 『そして生活はつづく』(文藝春秋)速水 健朗
コンプレックスを引きずって顔がいいわけではないし歌唱力も微妙なのになぜ人気者? そう思っていたが、昨年末の紅白歌合戦を観(み)て転じた。「…
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