書評

『イマベルへの愛』(早川書房)

  • 2017/10/13
イマベルへの愛  / チェスター・ハイムズ
イマベルへの愛
  • 著者:チェスター・ハイムズ
  • 出版社:早川書房
  • 装丁:新書(194ページ)
  • 発売日:1991-07-01
  • ISBN:4150011427
チェスター・ハイムズはフランスで発見された黒人作家である。ミズーリの生まれ、十代で犯罪を犯し、刑務所に服役したのを契機に作家となるが、アメリカでは芽が出なかった。フランスに移り住み、かの有名なガリマール社の「セリ・ノワール」のために〈墓掘りジョーンズと棺桶エド・ジョンソン〉シリーズ第一作である本書を書き、華々しい成功を収めたのだ。昔から、フランス人の誉めるアメリカ作品には妙なものが多い。ハーレムを舞台にしたこのシリーズもそうで、アクの強さに慣れるのに訓練を要する。ただし、本書は別。宝石の争奪戦という話は大したことはないが、どうしようもない女を一途に愛する男の純情を描く名作である。

【この書評が収録されている書籍】
ミステリ絶対名作201  /
ミステリ絶対名作201
  • 著者:
  • 出版社:新書館
  • 装丁:単行本(ソフトカバー)(277ページ)
  • 発売日:1995-12-08
  • ISBN:4403250106

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イマベルへの愛  / チェスター・ハイムズ
イマベルへの愛
  • 著者:チェスター・ハイムズ
  • 出版社:早川書房
  • 装丁:新書(194ページ)
  • 発売日:1991-07-01
  • ISBN:4150011427

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