書評

『ライアーズ・ポーカー』(早川書房)

  • 2017/12/17
ライアーズ・ポーカー  / マイケル ルイス
ライアーズ・ポーカー
  • 著者:マイケル ルイス
  • 出版社:早川書房
  • 装丁:新書(430ページ)
  • 発売日:2013-10-04
  • ISBN:415050394X
内容紹介:
ソロモン・ブラザーズの元凄腕社員がウォール街の内幕を赤裸々に綴る。『マネー・ボール』の著者の世界的ベストセラー、ついに文庫化
『マネー・ボール』『世紀の空売り』で知られる著者の処女作。掛け値なしのノンフィクションの傑作だ。舞台は、1980年台当時、最もアグレッシブな証券会社として知られたソロモン・ブラザース。モーゲージ債という錬金術を生み出し、狂乱のマネーゲームにひた走る。彼らにとって顧客は「だまされ役」だった。

情報の非対称性を武器にひたすら目先のぼろ儲けを追求する。社内競争も凄まじく、金に憑りつかれた人間の本性を戯画的に描き出す。ソロモンの栄光と凋落のストーリーは20年後のサブプライムローンに端を発するリーマンショックに受け継がれた。

本書の描く時代と比べて今日の規制は厳しくなっているが、金融資本主義のど真ん中に棲む人々の本性は変わらない。
ライアーズ・ポーカー  / マイケル ルイス
ライアーズ・ポーカー
  • 著者:マイケル ルイス
  • 出版社:早川書房
  • 装丁:新書(430ページ)
  • 発売日:2013-10-04
  • ISBN:415050394X
内容紹介:
ソロモン・ブラザーズの元凄腕社員がウォール街の内幕を赤裸々に綴る。『マネー・ボール』の著者の世界的ベストセラー、ついに文庫化

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初出メディア

週刊ダイヤモンド

週刊ダイヤモンド 2016年5月28日

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