書評

『ゲンロンy 創刊号』(ゲンロン)

  • 2026/04/27
ゲンロンy 創刊号 / ゲンロンy 創刊号編集委員
ゲンロンy 創刊号
  • 著者:ゲンロンy 創刊号編集委員
  • 出版社:ゲンロン
  • 装丁:ペーパーバック(384ページ)
  • 発売日:2026-03-13
  • ISBN-10:4907188684
  • ISBN-13:978-4907188689
内容紹介:
スマホ世代の総合誌『ゲンロンy』、2026年3月創刊!世界がツイートとスワイプで動く時代に、雑誌にはなにができるか。新進気鋭の著者たちによる、21世紀を見通すための総合雑誌をおとどけしま… もっと読む
スマホ世代の総合誌『ゲンロンy』、2026年3月創刊!世界がツイートとスワイプで動く時代に、雑誌にはなにができるか。新進気鋭の著者たちによる、21世紀を見通すための総合雑誌をおとどけします。

創刊号 編集委員: 植田将暉、五月女颯、森脇透青、栁田詩織

【目次】
巻頭言
特集Ⅰ 令和カルチャー!
山内萌|かわいいDIY
森脇透青+山内萌+吉田とらじろう|[座談会]令和カルチャーって、なに
中村拓哉|The Streets Are Alright. ──ストリートは反革命の場となるか
佐々木チワワ|AIにメンケアされる私たち──感情労働はいかに代替可能か
伊藤亜和|斉藤さんへ
福冨渉|[横断連載]タイのキャラクターとマイペンライにまつわる覚書、2025年版──タイ現代文学ノート #12

特集2 帝国をつくろう
森脇透青|陰謀の手応え──擬人の時代について
布施琳太郎|フィンガーメイド時代の芸術作品
石橋直樹|天球から怪物へ──国学の図像的想像力
大崎果歩|聖なるルーシと狂った夢──戦時下のロシアから
石橋直樹+伊勢康平+五月女颯+森脇透青+植田将暉|[座談会]新しい帝国とその時代
五月女颯|陰謀論を育てる──ジョージアのディープな夢
伊勢康平|はてなき天下の夢──現代中国の「新世界秩序」について
李舜志|デジタル帝国と電車男──専制と民主主義のはざまで
ユク・ホイ|[横断連載]政治認識論の意義──惑星的なものにかんする覚書 第6回

ウォッチ 瀬戸内海未来主義
三宅香帆+谷頭和希+植田将暉|[座談会]四国には日本のすべてがある
林凌|無垢なる自然よ現われよ──パソナの地域開発と淡路島
植田将暉|瀬戸内海に権利はあるか──自然の権利2.0と憲法学の想像力

投稿論文
選評・投稿論文一覧
のしりこ|共病のすすめ──フリーダ・カーロと病いを生きること
杉村一馬|口腔表現のルネサンス──なぜ若者は口で音楽を奏でるのか?
四宮駿介|簒奪される空間体験
河村賢|ヒューモアとしての菜食主義
梁山泊のようなユニークな活動を続けるゲンロンから≪スマホ世代の総合誌≫『ゲンロンy』が創刊された。この出版不況下で勇気がある。「創刊にあたって」は言う、≪ネットとスマホへの幻滅≫のなか「令和人文主義」が台頭しつつある。≪強度のある<場>が必要だ≫と。

四〇〇頁(ページ)近いぶ厚さで「令和カルチャー!」「帝国をつくろう」の特集が2本。ウォッチ「瀬戸内海未来主義」に、投稿論文63編から選ばれた掲載作4編と盛り沢山(だくさん)だ。なお近く『ゲンロンy落選論文集(仮)』を刊行予定だそうで恐れ入る。

掲載作(のしりこ、杉村一馬、四宮駿介、河村賢の四氏)を読んでみる。どの文章もこう書くしかなかった確かな手触りがある。商品化された言論の場へ出る前の、書き手個人の世界を語る熱量がある。そして、空漠とした正体不明の生きづらさと悲鳴に似た祈りがある。『ゲンロンy』という媒体なしに目にすることのできなかった文章たちである。

働きながらものを考えるのもアカデミアに身を置いて歩むのも茨(いばら)の道だ。無償の第一歩から踏み出そう。本誌が、そんな人びとを結ぶ≪強度のある<場>≫となるよう願う。
ゲンロンy 創刊号 / ゲンロンy 創刊号編集委員
ゲンロンy 創刊号
  • 著者:ゲンロンy 創刊号編集委員
  • 出版社:ゲンロン
  • 装丁:ペーパーバック(384ページ)
  • 発売日:2026-03-13
  • ISBN-10:4907188684
  • ISBN-13:978-4907188689
内容紹介:
スマホ世代の総合誌『ゲンロンy』、2026年3月創刊!世界がツイートとスワイプで動く時代に、雑誌にはなにができるか。新進気鋭の著者たちによる、21世紀を見通すための総合雑誌をおとどけしま… もっと読む
スマホ世代の総合誌『ゲンロンy』、2026年3月創刊!世界がツイートとスワイプで動く時代に、雑誌にはなにができるか。新進気鋭の著者たちによる、21世紀を見通すための総合雑誌をおとどけします。

創刊号 編集委員: 植田将暉、五月女颯、森脇透青、栁田詩織

【目次】
巻頭言
特集Ⅰ 令和カルチャー!
山内萌|かわいいDIY
森脇透青+山内萌+吉田とらじろう|[座談会]令和カルチャーって、なに
中村拓哉|The Streets Are Alright. ──ストリートは反革命の場となるか
佐々木チワワ|AIにメンケアされる私たち──感情労働はいかに代替可能か
伊藤亜和|斉藤さんへ
福冨渉|[横断連載]タイのキャラクターとマイペンライにまつわる覚書、2025年版──タイ現代文学ノート #12

特集2 帝国をつくろう
森脇透青|陰謀の手応え──擬人の時代について
布施琳太郎|フィンガーメイド時代の芸術作品
石橋直樹|天球から怪物へ──国学の図像的想像力
大崎果歩|聖なるルーシと狂った夢──戦時下のロシアから
石橋直樹+伊勢康平+五月女颯+森脇透青+植田将暉|[座談会]新しい帝国とその時代
五月女颯|陰謀論を育てる──ジョージアのディープな夢
伊勢康平|はてなき天下の夢──現代中国の「新世界秩序」について
李舜志|デジタル帝国と電車男──専制と民主主義のはざまで
ユク・ホイ|[横断連載]政治認識論の意義──惑星的なものにかんする覚書 第6回

ウォッチ 瀬戸内海未来主義
三宅香帆+谷頭和希+植田将暉|[座談会]四国には日本のすべてがある
林凌|無垢なる自然よ現われよ──パソナの地域開発と淡路島
植田将暉|瀬戸内海に権利はあるか──自然の権利2.0と憲法学の想像力

投稿論文
選評・投稿論文一覧
のしりこ|共病のすすめ──フリーダ・カーロと病いを生きること
杉村一馬|口腔表現のルネサンス──なぜ若者は口で音楽を奏でるのか?
四宮駿介|簒奪される空間体験
河村賢|ヒューモアとしての菜食主義

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初出メディア

毎日新聞

毎日新聞 2026年4月25日

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