
翻訳家。訳書にエミリー・ブロンテ『嵐が丘』、マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ1-5巻』(以上新潮文庫)、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』(河出書房新社 世界文学全集2-1)、J.M.クッツェー『恥辱』(ハヤカワepi文庫)、『イエスの幼子時代』『遅い男』、マーガレット・アトウッド『昏き目の暗殺者』『誓願』…もっと読む
鴻巣 友季子の書評/解説/選評一覧
- 『オリーヴ・キタリッジの生活』(早川書房)鴻巣 友季子
ふつうの人々 後半、神業の「化け」久々にアメリカらしい直球勝負の連作短編集の登場だ。去年の翻訳書のダークホースNo.1。刊行から5カ月、ぐいぐ…
書評 - 『ポリティコン』(文藝春秋)鴻巣 友季子
ヒッピー型ユートピア、残酷な筆桐野夏生のすごさは、古典的なスタイルを取り入れながら現代と密に切り結んで、既存のジャンルを「えいやっ」と投げ…
書評 - 『オリクスとクレイク』(早川書房)鴻巣 友季子
終末世界が問う生命の倫理生命に関わるパンドラの函(はこ)はすでに開けられたか? 遺伝子操作などは「神の領域」への侵犯か? アトウッドは前者の…
書評 - 『王のパティシエ─ストレールが語るお菓子の歴史』(白水社)鴻巣 友季子
古き時代を甦らせるレシピ本18世紀前半、元ポーランド王の娘マリアの輿入(こしい)れに付いてきたニコラ・ストレールは、ルイ15世のパティシエとな…
書評