翻訳家。訳書にエミリー・ブロンテ『嵐が丘』、マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ1-5巻』(以上新潮文庫)、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』(河出書房新社 世界文学全集2-1)、J.M.クッツェー『恥辱』(ハヤカワepi文庫)、『イエスの幼子時代』『遅い男』、マーガレット・アトウッド『昏き目の暗殺者』『誓願』(以上早川書房)『獄中シェイクスピア劇団』(集英社)、T.H.クック『緋色の記憶』(文春文庫)、ほか多数。文芸評論家、エッセイストとしても活躍し、『カーヴの隅の本棚』(文藝春秋)『熟成する物語たち』(新潮社)『明治大正 翻訳ワンダーランド』(新潮新書)『本の森 翻訳の泉』(作品社)『本の寄り道』(河出書房新社)『全身翻訳家』(ちくま文庫)『翻訳教室 はじめの一歩』(ちくまプリマー新書)『孕むことば』(中公文庫)『翻訳問答』シリーズ(左右社)、『謎とき『風と共に去りぬ』: 矛盾と葛藤にみちた世界文学』(新潮社)など、多数の著書がある。
- 『クララとお日さま』(早川書房)鴻巣 友季子
AIが問う人間の本質人間は太古から、死による己の消滅に対抗し、死への恐怖を紛らわせてきた。その手段の一つが、自らの似姿を造ることなのではない…
書評 - 『鴨川ランナー』(講談社)鴻巣 友季子
外国語習得と他者性を巡る歪みと屈曲表題作と「異言(タングズ)」は、どちらも外国語習得と、他者性をめぐる物語である。異質なものとのつきあいと…
書評 - 『「その他の外国文学」の翻訳者』(白水社)鴻巣 友季子
透明性と忠実性の両立の結晶書店の外国文学の区分には、「その他の外国文学」に分類される“マイナー”な言語がある。本書はそんな翻訳者たちへの稀有…
書評 - 『物語のカギ: 「読む」が10倍楽しくなる38のヒント』(笠間書院)鴻巣 友季子
「思い込み」排し、豊かな読み方を手引き文学系YouTubeチャンネル「スケザネ図書館」の開設に始まり彗星の如く現れた(ように私には見えた)書評家…
書評 - 『あくてえ』(河出書房新社)鴻巣 友季子
レジリエンスの、残酷な物語ひとの強さ、弱さとは何かを考えるとき、あるタイ作家の「闘鶏師」という中編をよく思いだす。どんな不利な対戦でも闘い…
書評 - 『新訳 老人と海』(左右社)鴻巣 友季子
「the boy=成人男性」の新解釈ヘミングウェイの代表作『老人と海』の新訳が上梓された。同作家の研究の第一人者今村楯夫による翻訳であり、巻末に…
書評
鴻巣友季子「2018 この3冊」|奥泉光『雪の階』(中央公論新社)、橋本治『草薙の剣』(新潮社)、ダニエル・ヘラー=ローゼン『エコラリアス』(みすず書房)
鴻巣 友季子コラムマイケル・エメリック『てんてこまい 文学は日暮れて道遠し』(五柳書院)、辛島デイヴィッド『Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち』(みすず書房)
鴻巣 友季子書評紫式部著、角田光代訳『源氏物語 上』(河出書房新社)、紫式部著、毬矢まりえ、森山恵訳『源氏物語 A・ウェイリー版 第1巻』(左右社)
鴻巣 友季子書評【第158回芥川賞】 若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社)、石井遊佳『百年泥』(新潮社)
鴻巣 友季子書評鴻巣友季子「2017この3冊」毎日新聞|『新しい小説のために』佐々木敦『ペストの記憶』ダニエル・デフォー『ウォークス 歩くことの精神史』レベッカ・ソルニット
鴻巣 友季子コラム