町田 康KOU MACHIDA
公式サイト: http://www.machidakou.com/
1962（昭和37）年大阪府生れ。町田町蔵の名で歌手活動を始め、1981年パンクバンド「INU」の『メシ喰うな』でレコードデビュー。俳優としても活躍する。1996（平成8）年、初の小説「くっすん大黒」を発表、同作は翌1997年Bunkamuraドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞した。以降、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年詩集…もっと読む
町田 康の書評/解説/選評一覧
『江戸っ子だってねえ―浪曲師広沢虎造一代』(新潮社)
町田 康馬鹿は死ななきゃなおらない浪花節（なにわぶし）が好きだ、と言うと、たいていの人は、あ、そうなんですか、と意外そうな顔をするがその顔はただ単…
解説
『回文堂』(新潮社)町田 康今がわかる名著先日。老舗の名店ではないがけっこう高級な蕎麦屋に入った。初めて入る店で、蕎麦だけではなくちょっと気のきいた酒肴やなんかもおい…
書評
『クサマトリックス/草間弥生』(角川書店)町田 康陶酔と戦慄昔。海の近くのスタジオでレコーディングをしていて、どうもうまくいかないので気分転換をしようとドラマーと連れだって海岸までぶらぶら…
解説
『鈴木いづみ セカンド・コレクション〈3〉 エッセイ集(1) 恋愛嘘ごっこ』(文遊社)町田 康苛烈に生きることが、楽しく生きること生きづらい若者が多いと聞く。他の人がまったく緊張しないであたりまえのようにしている場面で、なぜか意識が…
解説
『生(いきる)―命四部作〈第3幕〉』(新潮社)町田 康強い時間を持つ物語この文章を書くためにあらためて『生』を読んだ。読むのは二度目、連載時を含めると三度目だった。時間をかけてじっくり読むつも…
解説
『バンド・オブ・ザ・ナイト』(講談社)町田 康誠実なロックンロール一般に、人生というものは素面（しらふ）でやっていかないと駄目だと思われているが本当にそのとおりだと思う。泥酔して素面の…
解説
『山藤章二のブラック・アングル〈21〉』(朝日新聞社)町田 康恥を知る人と知らない人のために過日、東急東横線に乗っていたところ、通路を隔てて前に座っていたサラリーマン風の男が携帯電話に向かって大声で、…
解説
『穴が開いちゃったりして』(石風社)町田 康自分は美沢さんの文章が好きだった――序にかえて家の近所を歩いていたらギャルが近づいてきてなんか言う、もてているのかと思ったらさにあらず、ただ…
解説
『正直じゃいけん』(角川春樹事務所)町田 康単行本あとがきいまでもあるのかないのか、あるとしたらどの地域にあるのか、分からないが、むかし、私が育った地域に、「正直じゃいけん」というの…
後書き
『空のオルゴール』(新潮社)町田 康愛を惜しみなく炸裂させこの、『空のオルゴール』という小説の際立っている点は、いたるところに作者の愛が溢れているという点である。もっとも目に…
解説
