
1936年東京生まれ。科学史家、科学哲学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。上智大学、東京大学先端科学技術研究センター、国際基督教大学、東京理科大学大学院、東洋英和女学院大学学長などを経て、豊田工業大学次世代文明研究センター長。著書に『科学者とは何か』『文明のなかの科学』『あらためて教養とは…もっと読む
村上 陽一郎の書評/解説/選評一覧
- 『性の進化史: いまヒトの染色体で何が起きているのか』(新潮社)村上 陽一郎
生き物の世界の神秘に接する機会まだ現役で教壇に立っていた頃、私は学生によくこんな話をした。女性は「弱き」性だというが、生物学的には全く間違…
書評 - 『完訳 天球回転論』(みすず書房)村上 陽一郎
「革命」の最重要典拠 公刊は歴史的事件「天が動くのか・大地が動くのか」、文字通り天地がひっくり返るこの大転換を成し遂げた、と言われるコペル…
書評 - 『明治の光 内村鑑三』(藤原書店)村上 陽一郎
存在は一つの社会的事件内村鑑三と言えば、中学や高校でも、ときに明治二十四年に起きた「不敬事件」の主人公としてその名に言及されることがある。…
書評 - 『愛蔵版 モリー先生との火曜日』(NHK出版)村上 陽一郎
慈味溢れる大切な言葉読書に時あり、つくづくそう思った。ちょうど二十年前、この本を読み終えて、感動的な佳い本だな、と思ったものの、記憶の片隅…
書評 - 『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち』(講談社)村上 陽一郎
フローレス原人発掘の興奮ちょっと不思議なタイトルである。とりようによっては哲学的な問いに答えようとする書物か、とも思わされる。それがブルー…
書評