書評

『今日から使える大人の男のオシャレ塾―男性ファッションの「そもそもどうしたらいいのか?」がわかる』(主婦の友社)

  • 2018/01/07
今日から使える大人の男のオシャレ塾―男性ファッションの「そもそもどうしたらいいのか?」がわかる /
今日から使える大人の男のオシャレ塾―男性ファッションの「そもそもどうしたらいいのか?」がわかる
  • 出版社:主婦の友社
  • 装丁:大型本(96ページ)
  • 発売日:2012-12-14
  • ISBN-10:4072845302
  • ISBN-13:978-4072845301
内容紹介:
「似合うスタイルを見つけたい」というお客様の思いに応え続ける阪急メンズスタイルメイキングクラブに男性の着こなしを聞きました。

ファッションの基本につまずく

大阪・梅田のデパート戦争は阪急の圧勝だそうだ。鳴り物入りで参入した三越伊勢丹はパッとしない(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は2013年)。

阪急圧勝の立役者のひとつが、男性向けファッションに特化したメンズ館だ。メンズ館は東京・有楽町にもあるけれども、梅田店のにぎわいぶりは凄まじい。

阪急メンズ館にはスタイルメイキングクラブという会員制のサービスがある。専属スタイリストがアドバイスやコーディネートをしてくれる。なんならワードローブを見て、手持ちの服の仕分けだって、というサービスである。入会金は3、000円だ。そのメンズ館が監修したファッション指南書が『今日から使える大人の男のオシャレ塾』である。ぼくは今年55歳になるのだが、毎日、何を着るかで悩む。若者と同じかっこうはできないけれど、かといっていかにもシニア向けというのも躊躇する。

というわけで、大いに期待して本書を手にした。「男性ファッションの『そもそもどうしたらいいのか?』がわかる」と書いてあるし。で、どうだったか?

……ますますわからなくなりました。まずいきなり最初のほうに「色の基本を知り、コーディネートに生かそう」とあって、色相環やらトーン表やらが載っているのだ。色合わせと色の濃淡がコーディネートの生命線なのだそうだが、彩度だの明度だのめんどうくさそう。似たような色で組み合わせろということらしいのだが。

パート1は「定番アイテムをそろえて、まずはコーディネートの基本をマスターする」というのだが、定番アイテムが12もある。そろえるお金と時間と労力を考えると気が遠くなりそうだ。パート3の「オシャレ度アップの活躍アイテム」は、はるかかなた。

うーん、まてよ。この本2冊分のお金でスタイルメイキングクラブに入れるではないか。ここに書いてあるようなことは教えてくれるはずだ。本を読むより入会しよう、と思わせるのがこの本の目的なのか?
今日から使える大人の男のオシャレ塾―男性ファッションの「そもそもどうしたらいいのか?」がわかる /
今日から使える大人の男のオシャレ塾―男性ファッションの「そもそもどうしたらいいのか?」がわかる
  • 出版社:主婦の友社
  • 装丁:大型本(96ページ)
  • 発売日:2012-12-14
  • ISBN-10:4072845302
  • ISBN-13:978-4072845301
内容紹介:
「似合うスタイルを見つけたい」というお客様の思いに応え続ける阪急メンズスタイルメイキングクラブに男性の着こなしを聞きました。

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初出メディア

週刊朝日

週刊朝日 2013年2月1日

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