
1937(昭和12)年、神奈川県鎌倉市生まれ。1962年東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。1995年東京大学医学部教授を退官し、2017年11月現在東京大学名誉教授。著書に『からだの見方』『形を読む』『唯脳論』『バカの壁』『養老孟司の大言論I〜III』など多数。もっと読む
- 『悪意』(東京創元社)養老 孟司
ベルイマンの映画に通じる構築性久しぶりに魅力的な本を読んだ。五編からなる短編集だが、最後の掌編を除き、いずれも殺人がらみの話だから、推理小…
書評 - 『サピエンス異変――新たな時代「人新世」の衝撃』(飛鳥新社)養老 孟司
ひたすら進む「脳化社会」の次は八十歳を超えて、元気で出歩いていると、よく訊(き)かれることがある。「どういう健康法をしておられますか」。「…
書評 - 『「あの世」と「この世」のあいだ ――たましいのふるさとを探して』(新潮社)養老 孟司
切実な思いが生んだ書物あの世もこの世も、老人には懐かしい言葉である。実質的な内容を欠くという意味で、じつはほとんど死語ではないか。生死はも…
書評 - 『脳科学者の母が、認知症になる: 記憶を失うと、その人は“その人"でなくなるのか?』(河出書房新社)養老 孟司
知識携え正面から向き合う八十歳を過ぎて、アルツハイマー病の本なんか、読みたくない。でもあるものは仕方がないし、いずれは我が身かもしれないし…
書評 - 『生存する意識』(みすず書房)養老 孟司
人生そのものの意義に関わる呼びかけに反応しない。身体もほとんど動かさない。むろん口をきくことはない。そういう状態で十年単位を生き延びる人た…
書評 - 『デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』(PLANETS/第二次惑星開発委員会)養老 孟司
自然言語の枠、外して見るAI関係の本を読み続けているので、なにも考えずに、たまたま本書を手に取った。著者が私より五十年若く、これじゃあ孫の世…
書評 - 『こころは内臓である スキゾフレニアを腑分けする』(講談社)養老 孟司
形式を与えてはならないべつに奇を衒(てら)った表題ではない。著者は広辞苑を引用する。「禽獣(きんじゅう)などの臓腑(ぞうふ)のすがたを見て…
書評 - 『あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠』(インターシフト)養老 孟司
米国で蔓延する計算機的思考このタイトルだけを見ると、いささか扇情的な、怪しげな本に見えるかもしれない。かといって、このタイトルが嘘(うそ)…
書評 - 『デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義』(集英社)養老 孟司
未来の社会を上手に生き延びるにはツイッターもフェイスブックもやったことがない。家族とごく近しい友人との間で、ラインを使う。メールは日常的。…
書評 - 『脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出』(新潮社)養老 孟司
自らの病を経て真に理解四十代の初めに著者は脳梗塞(こうそく)になる。そのいきさつを描いたのが前作『脳が壊れた』(新潮新書)である。今回はそ…
書評