1937(昭和12)年、神奈川県鎌倉市生まれ。1962年東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。1995年東京大学医学部教授を退官し、2017年11月現在東京大学名誉教授。著書に『からだの見方』『形を読む』『唯脳論』『バカの壁』『養老孟司の大言論I〜III』など多数。もっと読む
養老 孟司の書評/解説/選評一覧
- 『デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』(PLANETS/第二次惑星開発委員会)養老 孟司
自然言語の枠、外して見るAI関係の本を読み続けているので、なにも考えずに、たまたま本書を手に取った。著者が私より五十年若く、これじゃあ孫の世…
書評 - 『こころは内臓である スキゾフレニアを腑分けする』(講談社)養老 孟司
形式を与えてはならないべつに奇を衒(てら)った表題ではない。著者は広辞苑を引用する。「禽獣(きんじゅう)などの臓腑(ぞうふ)のすがたを見て…
書評 - 『あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠』(インターシフト)養老 孟司
米国で蔓延する計算機的思考このタイトルだけを見ると、いささか扇情的な、怪しげな本に見えるかもしれない。かといって、このタイトルが嘘(うそ)…
書評 - 『デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義』(集英社)養老 孟司
未来の社会を上手に生き延びるにはツイッターもフェイスブックもやったことがない。家族とごく近しい友人との間で、ラインを使う。メールは日常的。…
書評 - 『脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出』(新潮社)養老 孟司
自らの病を経て真に理解四十代の初めに著者は脳梗塞(こうそく)になる。そのいきさつを描いたのが前作『脳が壊れた』(新潮新書)である。今回はそ…
書評